小泉進次郎よ、理念も語る存在であれ |
小泉進次郎氏は、成長を期待される政治家の一人だが、理念を愚直に語らず、やや大衆迎合に走るきらいがある。
法人税軽減に関する今回の「この議論が出た時点で被災地の皆さんはいい思いをしていない」という発言もそうだし、憲法改正に関する「そういう話の前に、目の前の生活があるわけだから。……一日も早く災害復興住宅に移り住みたいという方がね、憲法の問題を考えられるかというとね。それ違うと思うんですよね」「おそらく被災地の方々には響かないだろうなと」云々の発言もそうだ。
被災地復興にも、日本の理念的復興にも、同時に、正面から当たる政治家であってもらいたい。下記エントリ参照。一部のみ再掲しておく。
……才ある期待の存在である小泉進次郎氏が、下に引いたように、「おそらく被災地の方々には響かないだろうな。憲法改正とか、そういう話の前に、目の前の生活があるわけだから」などと“町内会の世話役”的な発言をしているようでは困る。
また、「一日も早く災害復興住宅に移り住みたいという方がね、憲法の問題を考えられるかというとね。それ違うと思うんですよね」といった言葉は、子や孫の行く末や国の将来を真剣に考える人々に対し失礼だろう。
安倍氏を、若手を糾合する立場から支える自民党青年局長が、民主党の細野迎豪志と大衆迎合を競うようであってはならない。好漢に一層の自覚を求める。
■憲法改正は「私の歴史的な使命」—安倍首相の言葉と小泉進次郎青年局長の姿勢
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3157145/
産経 2013/09/27
復興増税廃止に慎重 自民・小泉氏「復興の決意疑われてはならない」
自民党の小泉進次郎青年局長は27日、政府が検討する復興特別法人税の前倒し廃止に関し「この議論が出た時点で被災地の皆さんはいい思いをしていない」と慎重な考えを示した。
同時に「どう決着しようと復興への決意を疑われてはいけない。予算を増やし、復興庁の態勢も変えて、『自民党が与党になって復興が加速する』と言ってきたことを形にするしかない」と強調した。党本部で記者団の質問に答えた。