「合理」の意味が分からない元法制局長官 |
「今の憲法9条の下で、個別的、集団的を問わず自衛権を行使できると主張するのはむちゃくちゃではないか」と主張するなら、愚かながらも一貫性はあるが、なぜか「集団的自衛権」だけが「むちゃくちゃ」と叫ぶ阪田氏の頭の中こそ、官僚的硬直を伴った支離滅裂ではないか。この程度の男が内閣法制局長官を務めていた事実に、今さらながら呆れざるを得ない。
阪田氏には眼前の中国共産党や北朝鮮の行状が見えないのか。それこそが、解釈を改める「合理的な理由」である。おのれの卑小な過去、知的利権にしがみついて国を危うくしてはならない。
「集団的自衛権は、保有するが行使できない」という解釈にそもそも何の合理性もない。常識に即して改めるのが合理性をもった人間だ。
中日
元法制局長官が首相批判 「立憲主義無視の暴挙」
2014年4月21日
阪田雅裕・元内閣法制局長官は21日、共同通信加盟社論説研究会で講演し、安倍晋三首相が意欲を示す憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認は立憲主義に反すると批判した。「憲法は統治者を縛る規範だ。統治者が自らに厳しく解釈を改めるのは良いが、緩く解釈を変えるのは立憲主義を無視する暴挙だ」と述べた。
同時に「今の憲法9条の下で(集団的自衛権行使を)できると主張するのはむちゃくちゃではないか」と指摘。「政府の憲法解釈を変えてはいけないと言うつもりはないが、変えることについて合理的な理由を説明できるようにすべきだ」と強調した。
(共同)