中国共産党は便乗弾圧をやめ、自由選挙を実施せよ |
ただし、民衆へのテロという点では中国共産党の方がはるかに組織的、継続的で陰湿だ。中共による便乗弾圧に対し国際社会は今こそ監視を強めるべきだろう。
なお、毛沢東の大肖像画を政治施設が集中する首都の中心部に掲げるというのは、ドイツが首都ベルリンの国会議事堂外壁にヒトラーの肖像を掲げるのと同断で、毛沢東一派により筆舌に尽くしがたい被害を受けた内外多くの人々に対する挑発行為と言える。
中国の政治エリートたちは、「毛主席にも誤りもあった」といった中途半端な総括でなおその「歴史的権威」を武断政治に利用しようとするのではなく、速やかにこの独裁者の治績を巨悪と認め、自由選挙を実施すべきだ。今回の事件のような動きに対する根本的対処はそれしかない。なお、下記エントリ参照。
■「東京暴動」とウイグル騒乱
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/1121035/
■韓国報道官が中国を批判―「なぜ毛沢東の肖像の上で演説するのか」
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3209669/
■毛沢東の肖像画をいまだ掲げる中国共産党が靖国参拝非難という「茶番」―中国改革派学者の弾圧
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3082300/
読売新聞 2013年10月30日
天安門死傷、車に爆発物破片…当局はテロの見方
【北京=竹内誠一郎、牧野田亨】北京中心部の天安門前の歩道に28日、車が突っ込んで炎上、43人が死傷した事件で、北京市公安局が車内で死亡した3人を含む少数民族ウイグル族などの8人前後が関与した疑いを強め、行方を追っていることが29日、公安関係者への取材でわかった。
車内から爆発物の破片などが見つかっていたことも共産党関係者への取材で判明した。
警察・司法を統括する党の中央政法委員会は同日の会議で、事件がテロ行為との見方を固めたという。中国からの独立を求めるウイグル族独立派の犯行との見方だが、犯行声明などは出ていない。
市公安関係者によると、公安局は28日、市内の宿泊施設などに対し、違法車両の内偵捜査に関する通知を出した。車内で死亡した3人のうち、2人を新疆ウイグル自治区の男(42歳、25歳)と特定したほかに、ウイグル族の男(36)を含む5人前後の氏名を挙げているという。