日韓で唯一必要な閣僚協議―拉致担当相と国情院長 |
見識と格という点で、韓国大統領・朴槿恵(パックネ)と会談するにふさわしい日本の政治家は鳩山由紀夫だろう。それほど朴槿恵は愚かな存在と言える。
韓国側は、安倍首相の歴史認識に「大きく失望」し、首脳会談は行えないとの認識だそうだが、結構だ。仮に会っても、韓国側が会談時間の3分の2を慰安婦問題での愚痴に費やした李明博・野田佳彦会談の二の舞になるだけで、時間と国費の無駄である。
むしろ朴槿恵の在任中(5年間)、日韓首脳会談は行えないというだけの理念と歴史観を持った人物が日本の首相であり続けることが望ましい。
重要なのは、古屋圭司拉致担当相と南在俊・国家情報院長の間の意思疎通と密接な協力関係であり、首脳間、外相間の会談などは、予見しうる将来、害はあっても益はない。下記エントリ参照。
■韓国外相の来日中止と朴槿恵政権で唯一優れた閣僚(国家情報院長)
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3057452/
産経 2013.7.2
歴史への正しい認識必要 日本との首脳会談で韓国
韓国外務省の韓恵進(ハン・ヘジン)副報道官は2日の定例記者会見で、日韓の首脳会談は「韓日間で問題になっている歴史への認識が正しく形成され、隣国との友好関係構築に役立つ努力を行った後」に、開催の条件が整うと指摘した。日本に直接的な要求はしなかったが、歴史認識で韓国が納得できる態度を示す努力を求めた形だ。
日韓首脳会談については韓国紙が同日、朴槿恵大統領が安倍内閣の歴史認識に関する態度に「失望」しており、依然、開催する考えがないと報じている。
韓氏は「首脳会談の有無について答えるのは少し早い。韓日の首脳間に生産的な対話が可能な環境がつくられれば会談も可能だと期待している」と述べた。(共同)
朝鮮日報(韓国) 2013/07/02
朴大統領「韓日首脳会談の計画はない」
ソウルの外交筋「朴槿恵大統領は韓中首脳会談後も考え方に変わりはない」
朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は当分、日本の安倍晋三首相と首脳会談を行う計画がないことが1日までに分かった。ソウルの外交筋はこの日「朴大統領は米国のオバマ大統領、中国の習近平国家首席と相次いで首脳会談を行ったが、その後は一部で日本との首脳会談も進めるべきとの声が出ている。しかし朴大統領は今なお、韓日首脳会談については考えていないと聞いている」と語った。
この外交筋はさらに「安倍内閣は日本軍の性的奴隷(従軍慰安婦)問題の解決に消極的な上に、歴史認識でも信頼を積み上げようとせず、逆に後退した姿勢を示した。そのため朴大統領は大きく失望している」と話している。
朴大統領は今年5月に米国を訪問し、また先月には中国を訪問したが、いずれも現地で日本の歴史認識に批判的な発言を行っていた。また、韓中首脳会談直後に発表された「未来ビジョン共同宣言」では「最近は歴史やそれによる問題で、地域の国家間で対立と不信が深まる不安定な状況が続いている」として、暗に日本を批判した。さらに安重根(アン・ジュングン)が日本の伊藤博文・初代韓国統監を狙撃したハルビン駅と、光復軍の駐屯地があった西安に記念碑を建立できるよう中国政府に要請した。
朴大統領は今年1月、大統領当選者だったとき安倍首相が派遣した特使に会い「韓日両国の間に信頼を積み上げ続けることが重要だ」として「無信不立」の立場を強調した。ところが安倍内閣では、植民地支配や侵略などを謝罪した「村山談話」を見直す計画を表明するなど誤った言動が相次いでいるため、朴大統領はこれらに対して非常に批判的な考えを持っているという。
この問題をめぐり外交部(省に相当)の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官は1日、日本の岸田文雄外相と初めての会談を行った席で「歴史問題は注意深く取り扱わなければ、ある個人や民族の魂を傷つける結果をもたらす」と指摘し、日本側に正しい歴史認識を促した。尹長官は東南アジア諸国連合(ASEAN)地域安全保障フォーラム(ARF)に出席するためブルネイを訪問した際、岸田外相と会談した。
李河遠(イ・ハウォン)記者