松原仁拉致担当相の靖国神社参拝は外交上もプラス |
松原拉致担当相(国家公安委員長)が、野田首相の自粛要請を斥け、靖国神社を参拝した。当然のことながら、ぶれずに「信条に従った」松原氏の行動を強く支持したい。
29日からの日朝協議に悪影響が及ぶ、「中韓両国が反発」し拉致問題での協力が得にくくなる、などと言い掛かりを付けてくる向きもあろうが、無視すればよい。
日朝交渉の雰囲気作りのため今年は参拝を自粛する、といった態度に出ていれば、逆に北朝鮮側に足元を見られただろう。
中国については、拉致問題解決を妨害する存在でこそあれ、そもそも「協力」を期待すべき相手ではない。
仮に中国共産党が反日デモを黙認ないし煽動してくれば、毎日、靖国神社を参拝することで対抗すればよい。反日デモが反政権デモに転化するのを最も恐れているのは中国共産党だ。
全閣僚が連日のように参拝すれば、中共も事態のコントロールを失い、民主革命が実現するかも知れない。
韓国の反発など、論じる価値もない。逆に、今や李明博が主導する歴史歪曲を指摘し、ニュースに載せるよい機会だ。
対北朝鮮でも、「日本側は、過去の植民地支配によって、朝鮮の人々に多大の損害と苦痛を与えたという歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明した」という日朝平壌宣言(小泉・金正日合意)の誤りを修正する、これまたよい機会である。
残念なのは、「政治生命を掛ける」とした消費増税法案が通り、国会対策上の考慮が不要になったにも拘わらず、「信条に従わず」靖国神社参拝を回避し、全閣僚にも「自粛」を求め続けた野田首相の姿勢だ(中国共産党ですら、首相・外相・官房長官の参拝自粛しか求めていない)。
要するに、その程度の男だったということだろう。
時事 2012/08/15
松原氏が靖国参拝=終戦の日、民主閣僚で初
松原仁国家公安委員長は終戦記念日の15日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝した。羽田雄一郎国土交通相も超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の一人として参拝する予定だ。閣僚が終戦記念日に靖国を参拝したのは2009年の麻生内閣の野田聖子消費者行政担当相以来で、民主党政権では初めて。
竹島や尖閣諸島などをめぐり、日本と韓国、中国との関係がぎくしゃくする中、A級戦犯が合祀された靖国神社への閣僚参拝に中韓両国が反発するのは必至だ。
野田内閣の政務三役では北神圭朗経済産業政務官も参拝した。
松原氏は参拝後、記者団に「私的な参拝だ。一人の日本人として自分の信条に従った」と述べる一方、「臣 松原仁」と記帳したことを明らかにした。
一方、野田佳彦首相は在任中は参拝しない意向を示しており、東京・三番町の千鳥ケ淵戦没者墓苑で献花。この後、政府主催の全国戦没者追悼式に参列する。
首相は「昨年9月の内閣発足時に、首相、閣僚については公式参拝自粛の方針を決めた」として、閣僚に対して参拝しないよう求めていた。
産経
松原担当相「礼失した発言」 陛下に謝罪要求の韓国大統領を批判
2012.8.15
松原仁拉致問題担当相は15日、韓国の李明博大統領が先の大戦に関する「心からの謝罪」を天皇陛下の訪韓の条件に挙げたことについて「礼を失した発言だ」と批判した。東京・九段北の靖国神社参拝後、記者団の質問に答えた。