「全方位24時間迎合男」枝野幸男も更迭せよ |
原発の再稼働を巡り、昨日は経済界の不満と苛立ちに配慮して積極論、今日は反原発勢力に迎合して反対ないし消極論、小才のきく法律屋らしく同じ演説の中でも検事と弁護人を交互に演ずるがごとき枝野幸男経産相の振る舞いは「全方位迎合政治」と呼ぶにふさわしい。
当面の焦点、大飯原発を抱える福井県に住む者として、枝野に対する怒りと侮蔑感が草の根レベルで日々高まっているのを感じる。
枝野は、左傾機会主義者・菅直人の官房長官として、東日本大震災の直後から、無責任な発言で風評被害を拡大し続けた。経済活動の基礎をなす電力に関し、数時間おきに言うことが変わるような男を経産相に据えた野田首相の責任は大きい。
田中防衛相、前田国交相と同時に、「全方位24時間迎合男」枝野も更迭すべきだ。下記エントリ参照。
■責任逃れ収容所―「政府から来ました。あなたを助けるために」
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2270794/
■枝野官房長官と風評被害―「温かく受け止めて」発言
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2249757/
■日本は震災から立ち直れない―政府主導の自傷行為が蔓延するなら
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2210333/
■「安全」でなく「心身の健康」確保が最優先―中国ならどうするか
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2247367/
■島田市長の英断(震災がれき処理)と風評被害
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2601335/
■job killing administration(職殺し政権)
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2419427/
シュプレヒコールだけは確固たる姿勢の枝野(左)
産経
ぶれ続ける枝野氏 高まる不信 稼働要請直後「脱原発依存は不変」
2012.4.16
原子力発電所に対する枝野幸男経済産業相の姿勢がぶれ続けている。枝野氏は15日の徳島市内での講演で、関西電力大飯原発(福井県おおい町)3、4号機の再稼働に理解を求めつつ、「後戻りせず一直線に原発を減らしていく」と発言。前日に福井県の西川一誠知事と会談し、原発の必要性を訴えた直後にも記者団に「脱原発依存」の政府方針に変わりないと主張した。将来の原発の位置づけを曖昧にした態度で、地元説得にあたっての火種になる可能性もある。
枝野氏は15日の講演で、国内で唯一稼働している北海道電力泊原発3号機が5月5日に定期検査入りするのを受け、稼働中の原発が「5月6日から一瞬ゼロになる」と明言した。政府は7月までに大飯原発3、4号機の再稼働させる考えで、その間原発がゼロになる見通しだ。
一方で枝野氏は、「5年後か10年後か20年後か分からないが、恒久的に原発依存度をゼロにする」とも強調した。14日の西川知事との会談後にも、記者団に「一日も早く原発依存から抜け出す方針は揺るがない」と説明。再稼働に向け、西川知事が枝野氏に対し、「(原発の重要性について)政府のぶれることない姿勢を国民に示してもらいたい」と求めた直後の度重なる発言の“ぶれ”だけに不信は高まる。
枝野氏はこれまでも「再稼働に反対だ」とした発言を翌日に翻すなど、ぶれる発言がたびたび批判されてきた。自民党の茂木敏充政調会長も15日、広島県尾道市で行った講演で、二転三転する枝野氏の発言に「本当に大丈夫だろうかと国民は思う。地元の納得が得られるか疑問だ」と切り捨てた。
地元自治体は福島第1原発事故以降、国が原発の必要性を明確にするよう求めてきた。「日本の経済や社会の安定と発展のために原発は重要で不可欠」(西川氏)との思いで国のエネルギー政策に協力してきたからだ。政府が原発の必要性を認めなければ、地元の努力が無意味なものとなる。
地元の声に耳を傾けず、今年の夏の電力需給の厳しさだけを理由にして再稼働への同意を得ることは難しい。政府は将来にわたる原発の位置づけを明確に地元に示す必要がある。
産経
ぶれる枝野氏、一晩で「反対」修正 大飯再稼働
2012/04/04
関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働をめぐり、枝野幸男経済産業相の発言が迷走している。2日の国会で「再稼働に反対」と大見えを切ってからわずか一晩、3日朝には「今日は昨日の段階と違う」と発言を事実上修正した。3日の閣僚会議では野田佳彦首相が暫定的な安全基準策定を指示し、再稼働に向けた局面の打開を図る動きに出たが、腰の定まらない担当閣僚の発言に地元は不信感を募らせている。
「一歩前進と思っていたのに…。はしごを外されたようだ」。滋賀県幹部は3日、枝野経産相の豹変ぶりに言葉を失った。
枝野氏は2日の国会答弁で、再稼働に反対する社民党の福島瑞穂党首の追及を受けた末に「反対」との考えを表明。立地自治体ではない京都府や滋賀県まで再稼働の同意対象に加える意向を示唆した。
再稼働に反対する京都府や滋賀県には朗報だが、肝心の発言が揺らぐようでは信頼が置けない。京都府の山田啓二知事は「政府の統一した認識を出してほしい」と苦言を呈した。
実際、枝野氏の3日の会見は軌道修正のオンパレードだった。「得心していない」としていた安全性については「関係閣僚会議を開くよう申し上げる段階になった」と、一夜で一定の納得をしたことを示唆。同意対象の拡大については他閣僚も火消しに躍起で、藤村修官房長官は「理解を得るべくしっかり説明するのが重要」と述べ、同意までは必要ないとの考えを示した。