政党としての総合力、総合戦略―反環境オタク、反平和主義で「富国強兵」 |
自民党期待の若手保守派、塚田一郎参院議員が、1月20日付ブログで、所属グループの会合における麻生太郎元首相の発言を紹介している。下記の部分などその通りだ。
そろそろ我々は、一つの問題、一つの政治課題だけを選挙で問うのはやめた方がいい。政権交代や郵政民営化といった、一つの政治課題だけで信を問うのはおかしい。日本には、経済、社会保障、外交、安全保障など多くの課題があり、どの党が政党としての総合力があるかということが、比較され、投票行動の基準になって然るべきだ。特定の課題に賛成か反対かだけで選挙をするのは、民主主義として成熟していないと言える。次期総選挙では、シングル・イシューではなく、政党の総合力を問うてもらいたい。自由民主党はそれに応えるべく、しっかりした総合戦略を示していくべきで、それが我々に与えられた責任だ。
いま日本社会を弱体化させ、萎縮させ、雇用を減らしているのは、環境・健康オタク(不必要な規制を政府に求め、活動しにくく商売しにくい世の中を作り出す人々。漁師が獲った新鮮なコウナゴを健康にまったく影響のないレベルの放射能が検出されたとして捨てさせる連中)や平和主義者(ピラニアのいる川でパンツを脱ぎ、友愛ダンスを踊れという人々)などである。
これら愚かな勢力にはっきり対峙し、新たな富国強兵を目指す「総合戦略」をぜひ示してもらいたい。
※私も「富国強兵」を否定的に捉える教育を受けてきた世代だが、この言葉に日本の今日的課題が凝縮されていると思う。