インドで戦略対話初日―チェラニー氏と安倍晋三元首相 |
20日は朝8時半に、インドの著名な戦略研究家で旧知のブラーマ・チェラニー氏が来訪。滞在中のシャングリラ・ホテル会議室で2時間あまり意見交換した。
チェラニー氏は、「日印両国が自由民主主義といった共通の価値観を有している事実の強調はもう十分だ。今後は、共通の戦略的利害関係を具体的に構築していく必要がある。世界最強の軍事力を持つアメリカも引き入れねばならないが、弱い者は大事にされないのが現実だ。日本とインドが強くなるほどに、アメリカは自己の国益を増進するため、日印により肩入れしてくる。日印の軍事力・軍事協力関係の強化に応じて、アメリカは尊敬と関心を向けてくる。中国は歴史カードで日本を攻めているが、第二次大戦後、最も露骨に侵略行為を続けてきたのは中国だ。その中国から、第二次大戦以前の問題を振りかざされて日本が萎縮する必要はない」などと述べた。
これに対し安倍晋三元首相が、「インドの後ろには日本がいる、日本の後ろにはインドがいると国際的に思わせるような関係を作ることが重要だ。オバマ政権初期に、スタインバーグ国務副長官が中心になり、中国が主張する「核心的利益」に米国はチャレンジしないと公言した。これは大きな間違いだった。チベット人の人権を売り渡したことにもなる。ところが、中国が東シナ海、南シナ海、チベット、ウイグルなどで好き放題しだしたため、オバマ政権は驚いたと思う。日印がしっかりアメリカを牽制していかねばならない」などと応じた。
他にも出席者同士で興味深いやりとりが多々あり、国家基本問題研究所・超党派議員(安倍氏を会長とする創世日本のメンバー)訪印団の活動は、初日朝から大変充実したものとなった。
マトンのケバブ。地元のキングフィッシャー・ビールは中々よい。





