「頭の中に日本という国が不在」―故松下幸之助側近の厳しい前原誠司評 |
江口克彦氏の前原誠司評は鋭いところを突いていて興味深い。前原氏からの反論、というより政治家として一体何をしたいのか、しっかり問い質さねばならない。なお、下記エントリ参照。
http://island3.exblog.jp/22033081/
Zakzak
前原は“腐りかけの饅頭”だ! 野田にも劣る適性「30点」
2011.08.25
民主党代表選で、前原誠司前外相(49)が、世論調査などの支持を背景に有力候補として浮上している。だが、京大卒、松下政経塾出身という経歴は有名だが、その素顔や政治的実力はあまり知られていない。こうしたなか、パナソニック創業者、松下幸之助氏の秘書を務め、同塾創立の立役者でもある、みんなの党の江口克彦参院議員(71)が、前原氏の実像を語り、民主党や国民に警鐘を鳴らした。(聞き手・ジャーナリスト、安積明子)
野田君は松下政経塾1期生で前原君は8期生という差もあるが、松下幸之助氏のものさしで比較すれば、野田君の方が数段上だ。
本当のところ、私は前原君に「松下政経塾出身」と名乗ってもらいたくない。松下政経塾の名前を使う以上は、松下幸之助氏の国家観や理念などを、しっかりとその血肉としなければならないからだ。
ところが、彼が国家ビジョンを語っているのを私は聞いたことがない。
松下幸之助氏の教えに「衆知を得る」というのがある。人の意見に耳を傾け、謙虚に教えを請うという意味だ。だが彼は傲慢だ。人の話に耳を貸さない。こんなエピソードがある。
10年ほど前だが、京セラの創業者である稲盛和夫氏が前原君の東京後援会会長を突然辞任した。
実は、この時、稲盛氏は私に電話をかけてこられ、こう激怒されている。
「あいつは人の話を聞かない。何を言っても反論ばかり。礼儀も何も知らないやつだ!」
前原君が民主党代表時代に起こった偽メール事件も、しかるべきところに問い合わせればイカサマだとわかったはずだ。だが、彼はそれを怠り、勝手に自分で判断して、結果的に永田寿康氏を自殺に追い込んでしまった。
八ッ場ダム問題もそうだ。民主党のマニフェストに従って中止を宣言したが、それだけで判断してよかったのか。その前に現場や識者の意見を聞くべきではなかったのか。民主党の中で出世することしか頭にないから、視野が狭くなる。こういう政治家を首相にするのは、日本国民の幸せにつながるのか。
彼は保守派を標榜しているが、本当にそうなのか。国旗国歌法には反対だったし、外国人参政権に賛成している。
また、前原君は北方領土奪還をライフワークとして取り組んでいるというが、それなら、どうして竹島問題にも同じ熱意で取り組まないのか。彼の頭の中に、日本という国や国民が不在である証拠ではないか。前原君はロシアや中国には強硬な姿勢を示すが、韓国・北朝鮮には弱腰だ。
前原君は北朝鮮と独自の外交をしたいようだが、彼が首相になったら、北朝鮮による拉致被害家族の人たちは救われないだろう。
松下幸之助氏の基準で点数を付ければ、前原君は30点。合格点どころか、前回に野田君に付けた44点にも遠く及ばない。同じく出馬を噂される樽床伸二君(52)=松下政経塾3期生=に至っては18点になるので、彼よりマシかもしれないが…。
前原君は綺麗な包装紙でくるまれた「腐りかけの饅頭」だ。国民はうわべにだまされてはいけない。
前原誠司前外相 30点
野田佳彦財務相 44点
馬淵澄夫前国交相 35点
樽床伸二元国対委員長 18点
※馬淵氏は松下政経塾OBではないが、江口氏主宰の「壺中の会」で学んでいる。