尊敬する金正日の「現地指導」をまねた松本龍 |
震災復興担当相・松本龍の放言が物議を醸している(いま、「辞意」の一報が入ってきた)。福岡で朝鮮総連が集会を開く際には、山拓と並び連帯のエールを送ってきた男である(下記、西岡「直言」参照)。
本日付「産経抄」は、松本の振る舞いを「王様気分」「奇行が目立つばかりの人物」と書いているが、尊敬する金正日なみに「現地指導」の気分で、ここが日本であることをついつい忘れたのだろう。
「九州の人間ですけん」「博多の人間やけんね」(最初、「人間野犬ね」と変換された。松本にはこの方がふさわしいか)と九州、博多を貶めることを自己正当化の定番とする松本は、海外に出れば、「日本人ですけん」「日本の人間やけんね」と日本を貶めることを恥じないだろう。閣僚に留めておいてはならない理由の一つだ。
【産経抄】2011.7.5
……震災復興担当相という地位も、王様気分にしてくれるらしい。
▼3日に岩手、宮城の両県を訪ねた松本龍復興相の高圧的な発言が、波紋を広げている。「県でコンセンサスを得ろよ。そうしないと、我々は何もしないぞ」。宮城県庁での村井嘉浩知事との会談で言い放った。
▼……会談の一部始終をとらえたテレビ映像を見ると、自分を出迎えなかった知事への、腹立ちの要素が大きいことがわかる。
▼「いいか? 長幼の序が分かっている自衛隊なら、そんなことやるぞ。わかった? しっかりやれよ」。自衛隊出身の知事を叱りつけた後、取り囲む記者たちに声をかけた。「今の最後の言葉はオフレコです。書いたらその社は終わりだから」。本人はジョークのつもりかもしれないが、「恫喝」と報じられても仕方がない。
▼この会談に先立って訪れた岩手県庁の玄関では、達増拓也知事めがけて、サッカーボールを蹴り込んだ。数日前には「民主党も自民党も公明党も嫌い」と発言して野党を怒らせたばかり。記者会見でサングラスをかけたり、自らが率いる被災者支援チームを「チーム・ドラゴン(龍)」と名付けるなど、これまでも不思議な振る舞いが指摘されてきた。
▼……たくさんの奇行が目立つばかりの人物では、とても復興相の重責は担えまい。
イザ!ニュース
松本龍震災復興担当相の発言要旨(3~4日)
2011/07/05 00:31
松本龍震災復興担当相が3日に岩手県の達増拓也知事と宮城県の村井嘉浩知事に対して行った発言と、4日に首相官邸で行った説明および記者会見の要旨は次の通り。
【岩手県】
……あれが欲しいこれが欲しいはだめだぞ、知恵を出せということだ。知恵を出したところは助け、出さないやつは助けない。……
【宮城県】
政府に甘えるところは甘えていい。こっちも突き放すところは突き放す。そのくらいの覚悟でやっていこう。県で(漁港再編問題の)コンセンサスを得ろよ。そうしないとわれわれは何もしないぞ。ちゃんとやれ。
(応接室で待たされたことについて)お客さんが来るときは、自分が入ってからお客さんを呼べ。長幼の序が分かっている自衛隊(村井知事がかつて所属していた)ならやるぞ。今の部分はオフレコな。書いた社はこれで終わりだから。
【4日の首相官邸での説明】
……はっきり言いましょうか。僕は呼ばれて(応接室に)入ったのに3、4分出てこなかった。だから怒ったんです。九州の人間は、本人が(部屋の中に)いてお客さんを招きますよ。出てきて何も言わなかったからそういう行儀の悪さというか、長幼の序とかをわきまえたほうがいいと話しました。……
【4日の記者会見】
言葉足らずだったり、私は九州の人間ですけん、ちょっと語気が荒かったりして、結果として被災者の皆さんを傷つけたということであればおわび申し上げたい。……
私も博多の人間やけんね、語気が荒かったりした。……
国家基本問題研究所 今週の直言
【第9回】平成21年10月19日
活発化する北朝鮮の対日攻勢―家族会元副代表が世論作りの先頭に
国基研企画委員・東京基督教大学教授 西岡力
……朝鮮総連が民主党の地方組織や、支持組織である労組などへ働きかけを強めている。それと連動する形で、蓮池透・家族会前副代表が取り込まれ、全国を回って制裁解除と早期国交正常化を求める世論作りの先頭に立っている。北朝鮮の工作を甘く見てはならない。……
蓮池透氏をメーン講師とする「日朝友好の集い」が、10月10 日北九州、11日福岡、12日長崎と3日連続で開催された。11 日の福岡集会は、福岡県日朝
友好協会(昨年5月発足)が主催、自治労福岡県本部・福岡県教職員組合・部落解放同盟福岡県連・自治労福岡県職員労働組合などが協賛、松本龍民主党衆院議員、山崎拓・前自民党衆院議員などとともに朝鮮総連福岡県本部委員長の李周学があいさつ。蓮池氏は講演の中で、対話路線を重視すべきであり、過去の清算を日朝平壌宣言に則ってすすめ、それをテコに物事を推し進めるべきだ、などと、安倍政権以来の「圧力と対話」路線を強く批判した。……