新首相の条件―カーター訪朝、武大偉訪韓の中で |
“先制降伏”をモットーとする、米保守派によれば「史上最低の大統領にして史上最低の元大統領」ジミー・カーターらが訪朝し、同時に、韓国政府幹部によれば「中国で最も無能な役人」武大偉らが訪韓するなど、対北宥和派が動きを活発化させている。
菅直人後の新首相は、こうした動き(うごめき)に惑わされない、どころか先頭に立って対抗できる見識ある人物でなければならない。
下記エントリ参照。
■1994年のジミー・カーター訪朝
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/1769416/
■リークされた米側電報に表れた李明博側近の中国論
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/1943618/
平壌国際空港に到着したカーター元米大統領(先頭)=26日(新華社=共同)
産経
カーター氏ら訪朝 “外交ショー”
2011/04/26 19:49更新
【ソウル=加藤達也】カーター米元大統領が26日、空路平壌入りした。北朝鮮の強いラブコールを受けての訪朝で、帰途にはソウルに寄り韓国政府高官とも会談する。南北緊張緩和の仲裁役を買って出た形での訪朝だが、韓国では食料支援を国際社会に訴える北朝鮮主導の“外交ショー”にすぎないとの否定的な見方が広がっている。
今回の訪朝の効果について、韓国政府の一部には、北朝鮮による非核化の意思表示や武力挑発への謝罪の示唆があれば、南北対話の進展や緊張緩和に役立つとの希望的観測がある。カーター氏も出発前、金正日総書記や後継者の三男、正恩氏との「非核化会談」に強い意欲を見せた。
ただ、カーター氏にはノーベル平和賞受賞者の前フィンランド大統領、アハティサーリ氏や離任後に国連人権高等弁務官に転じた前アイルランド大統領、ロビンソン氏ら「人道や人権、紛争解決の世界的有識者」(韓国政府高官)が同行。
その訪朝団を受け入れる北朝鮮側の意図に、韓国側は「国際社会に対北支援を訴えるための役者をそろえ、支援ムードを創出する外交ショーだ」(対北交渉筋)と警戒感を示す。
北朝鮮への不信感が強いメディアの論調なども厳しい。26日付の朝鮮日報は、カーター氏が記者会見で哨戒艦撃沈や延坪(ヨンピョン)島砲撃など北朝鮮側の問題には一切触れず、「食料不足の原因を韓国に転嫁している」と批判。25日付の文化日報には韓国政府関係者の「カーター氏は北に好意的。訪朝に大きな意味はない」と断じる談話が掲載された。
一方、カーター氏訪朝と合わせるように中国の6カ国協議首席代表、武大偉朝鮮半島問題特別代表が26日に韓国入りした。訪韓目的について武代表は「6カ国協議について、中韓の立場の調節だ」と述べ、協議再開に向けて慎重姿勢を崩さない韓国を“説得”に来たことを隠さなかった。
韓国が置かれた立場について韓国政府系研究機関の幹部は「韓国は6カ国再開で核実験を防ぎたい米国、北朝鮮への影響力を見せたい中国、食料支援を受けたい北朝鮮-という3カ国の間で漂う存在だ。米中の圧力に屈して北への謝罪や非核化要求を取り下げれば、わが国は北朝鮮から何も得られない」と指摘している。

隣室ではそば粉を挽いている。




