菅談話を痛切に反省した修正談話 |
喫緊の課題に向き合わず、自虐的で間の抜けた謝罪に走った“逃げ菅”談話の誤りを痛切に反省した政府が、下記のような修正談話を発表した。評価できる内容と言える。
内閣総理大臣談話
平成22年8月15日
本年は、日韓関係にとって大きな節目の年です。ちょうど60年前の6月、北朝鮮軍が突如南侵し、以後、「休戦協定」ができたとはいえ、今に至るも陰に陽につづく朝鮮戦争が始まりました。
凄惨な北の強制収容所や大韓航空機爆破など卑劣なテロにも示されたとおり、朝鮮半島の人々は、その意に反して行われた金日成・正日親子支配によって、国の統一と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷付けられました。
私は、歴史に対して誠実に向き合いたいと思います。自らの過ちを省みることに率直でありたいと思います。
朝鮮総連の違法行為や多額の対北送金を許し、日教組による“金日成賛美・朴正煕非難”教育を許すなど、事実上、日本が対韓工作基地と化したことがもたらした多大の損害と苦痛に対し、ここに改めて痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明いたします。
また、日本人拉致にも関わった北の工作員・辛光洙(シン・ガンス)を釈放せよと韓国政府に向かって要求した私の愚かな行為についても、ここに改めて痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明いたします。左翼運動家上がりの、出世欲だけが強い、馬鹿で無責任な男を、どうか笑ってやって下さい。
このような反省の下、これまで行ってきた対北朝鮮制裁を今後とも誠実に実施し、さらに強化していきます。
韓国側にも、金大中、盧武鉉政権の10年間に、北に多額の援助を行い、日本の制裁の足を引っ張ったことを率直に反省してもらわねばなりません。
また、白昼堂々、男性たちが呆然と見送る中、旧日本軍が韓国の女性を拉致し性奴隷(慰安婦)にした等々と、事実を曲げてまで、日本人の父祖を悪逆非道に、韓国人の父祖を最低の腰抜けに描き、いわんや国際社会に「訴える」などという愚行はもうやめようではありませんか。
日本側でそうした愚行の中心にあった仙谷由人官房長官、千葉景子法相は本日付で解任し、私の姿勢を明らかにしたところです。
日韓両国は、今この21世紀において、民主主義や自由、市場経済といった価値を共有する最も重要で緊密な隣国同士となっています。
それは、二国間関係にとどまらず、韓国による北の吸収統一、中国の自由民主化をも念頭に置いたこの地域の平和と安定、そして、幅広く地域と世界の平和と繁栄のために協力してリーダーシップを発揮するパートナーの関係です。
私は、この大きな歴史の節目に、日韓両国の絆がより深く、より固いものとなることを強く希求するとともに、両国間の未来をひらくために不断の努力を惜しまない決意を表明いたします。
以上のパロディに加え、関連ニュースを貼り付けておく。
イザ!ニュース
韓国各紙「法的無効、言及せず」 首相談話で“クギ刺し”忘れず
2010/08/11 09:54
【ソウル=水沼啓子】日韓併合100年にあたっての菅直人首相の談話を閣議決定したことについて、11日付の韓国各紙は一面や特集面で一斉に報じている。
朝鮮日報は一面で「日本、植民地支配の強制性は認定、不法性(併合条約の法的無効)は言及せず」との見出しで、「植民地支配の強制性を認めた部分が今回新しく入った。だが、併合条約自体の法的無効については、依然として言及されていない」と報じた。
社説では「侵略100年を迎え、過去の歴史の沈殿物を清算しようという日本の努力は評価するに値する。しかし日本の謝罪を快く受け入れるには、菅首相の談話は相変わらず足りない」と指摘した。
一方で、社説は「朝鮮王朝儀軌など韓国から不法搬出された書物を返還することは、謝罪と反省を行動に移すという意志の表明と見ることができる」と評価してみせた。
東亜日報も同様の視点で、「菅首相の談話も強制動員(連行)された被害者に対する賠償問題と従軍慰安婦問題などが言及されていない」とし、社説では「今回の談話の内容は、併合条約の強制性を間接的ながら認めたと解釈できるという点で、過去より進んだ歴史認識と見ることができる」と評価した。しかし、「日本の歴史的歪曲が続くならば、謝罪談話と文化財の引き渡しの意味がなくなる」とクギをさしている。
中央日報は、「強制併合100年反省と謝罪…言葉より行動だ」と題する社説で「植民地支配の強制性を認めたことは、過去に比べて進んだ認識を見せたと評価される」とした上で、「談話で見せた日本政府の過去の歴史を克服する意志が、両国の未来志向的関係を発展させる基礎になることを期待する」と論じた。
イザ!ニュース
中国紙も高い関心「日本のおわびは韓国だけでない」
2010/08/11 13:56
11日付中国各紙は、日韓併合100年を受けた菅直人首相の談話について、第一財経日報が1面に菅直人首相の写真を掲載し「日本が謝罪」と大きく報じるなど高い関心を示した。各紙は談話を評価する見方を紹介する一方で「日本がおわびをしなければならないのは韓国だけではない」(新京報)とも指摘している。
新京報は、論評記事の中で「植民地支配や侵略を受けたのは韓国だけにとどまらない」として、北朝鮮のほか中国、東南アジア諸国も「同様に日本帝国主義の苦しみを味わった」と指摘した。環球時報は「日本は中国に謝罪するか」と問題提起した。
各紙は「民主党政権下で脱右傾化している」(新京報)と評価したほか、菅内閣の全閣僚が15日の終戦記念日に靖国神社に参拝しないことを伝えた。(共同)