国際教養大学のアキレス腱、グレゴリー・クラーク副学長 |
下記記事について
国際教養大学の英語に特化した教育が、産経の記事の通りなら、注目されるし、学長の中嶋嶺雄氏は中国専門家として著名な人である。
しかし、副学長のグレゴリー・クラークが、北朝鮮の行為を常識的と見る特異な国際感覚の人間であることも指摘しておかねば片手落ちになる。
英語力だけでなく「国際教養」も身につけさせるという以上、人格に秀でた教員を採用せねばならない。いわんや人格破綻者が教育の中心にあってはならないだろう。下記エントリ参照。
■“北朝鮮が正当、日本は非常識”と論じるグレゴリー・クラーク国際教養大学副学長
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/823811/
■憐れむべきグレゴリー・クラークの迷妄
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/194315/
イザ!ニュース
秋田での挑戦 週20時間“英語漬け”
2010/07/15 01:08
【進化する教育】国際人創造(1)
秋田市中心部から車で約30分。民家もまばらで、コンビニもスーパーもない平野のただ中に、秋田杉が並ぶキャンパスが忽然と現れる。
公立大学法人の国際教養大学(同市)。平成16年4月に開学した新しい大学だが、オール英語の授業や海外留学の義務づけなど、真の国際人を養うための斬新な取り組みで全国的な注目を集めている。
……国際教養大は国際教養学部のみの単科大学で、学生数は約760人に過ぎない。だが、グローバル化の中、明日の日本のリーダーの育成を目指し、言葉と文化の両面に通じた幅広い国際教養を習得させることを目的としたカリキュラムは、非常にハイレベルだ。
1クラス15人前後の小人数制を徹底。入学後はまず英語集中プログラム(EAP)が課せられる。読み書きや聞き取り、会話のほか、講義の聞き方やノートの取り方まで、週20時間の英語漬け授業で徹底的にたたき込まれる。
新入生は、外国人留学生とともに暮らす1年間の寮生活が義務づけられ、日常生活でも英語でのコミュニケーションが必然となる。留学は、英検準1級程度に相当するTOEFLテスト550点以上を取らないと許可されない。
……先進的な教学プログラムを掲げる国際教養大の前身は、平成2年に開学した専修学校の米州立大日本校。同大学は、経営難で閉校に追い込まれた同校の“失敗”をもとに生まれた。
新大学の設立を目指し、当時の知事、寺田典城が白羽の矢を立てたのが、当時東京外国語大学長で、欧米でも教壇に立ち、国際感覚に優れていた中嶋嶺雄(74)だった。……
(敬称略)
国際化が進み、英語を公用語とする国内企業も出てくる一方、海外に留学する若者の減少も指摘されている。世界に羽ばたく人材は、いかに育てるべきか。「国際人創造」をテーマに先進的な取り組みを探る。