「1冊から受注・印刷」のオンデマンド出版を利用―東洋文庫 |
「書籍の内容をデジタル・データで保存し、注文が入った時点で印刷・製本」「注文部数は1部からお受けいたします」というオンデマンド出版システムを初めて利用した。
注文したのは、「ワイド版東洋文庫」シリーズ中の1冊、柴五郎『北京籠城』だが、書籍サイズが図書館にある小型従来版より一回り大きく、字も125%拡大されて読みやすい。特に、2枚入っている折り込み地図はワイド版の方がはるかに見やすい。
従来版は布製のハードカバー(紙箱入り)、オンデマンド版はペーパーバックで、これは人によって好みが分かれるだろう。
「受注生産ですので、ご注文からお届けまでに2週間ほどお時間がかかります」とあるが、大体その位の期間で届いた。
問題は、東洋文庫の場合、オンデマンド版にリストアップされている書籍がごくごく一部にとどまることだ。
東洋文庫中、私がワイド版で欲しいと思うものは、目下ほとんど含まれていない。
経費その他出版側の事情は知らないが、オンデマンドが絶版本に拡大していくなら、私の場合、大いに利用する。
下記サイト参照
■ワイド版東洋文庫
http://www.heibonsha.co.jp/catalogue/series.toyo/wide.html
写真は「東洋文庫」従来版の紙箱
【ついでに】
ソウル金浦空港のレストランで注文したドジョウ汁。ドジョウは粉状に挽いてある。マッコリのペットボトルは、同行のT氏が街中でみやげ用に6本買ったもの。テロ対策上、機内持ち込みを拒否され、ウェイターに断って店内で飲んだ。4人で5本空け、1本はウェイターにチップとして渡した。