国家基本問題研究所HPに「訪米報告会」の概略と動画 |
国家基本問題研究所ホームページの「ニュース」欄に、本日付で「訪米報告会詳報」が載った。
6月24日、九段会館で行ったシンポジウムの概略である。全文は、下記サイトにある。私の発言のごく一部のみ、ここにも再掲しておく。
なお、会員専用ページでは、当日の模様を収めた動画も配信している。
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島田 ……北朝鮮への締め付けで過去最も効果があった金融制裁を再開することが重要だ。金融制裁は、中国系の銀行をターゲットにしたから効いた。
金正日には、こちらから仕掛けて再び脳卒中を起こさせるという発想が大事だ。昨年8月に脳卒中を起こしたのは、予定されていたテロ支援国指定解除が延期されて、金正日が切れたためではないかと想像される。従って、金正日の脳にもう一度衝撃を与える意味でも、金融制裁の発動は重要だ。
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島田 6カ国協議は猿芝居だ。はっきり打ち切って水面下の力勝負に集中するのがよい。
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島田 1980年代にレーガン米大統領は、ソ連が中距離核を配備するなら米欧側も配備し、ソ連がやめるならこちらもやめるという二重戦略を取った。北朝鮮の核問題で、日本はこれに倣ったらどうか。レーガンはこの戦略で中距離核の撤去に成功したのだから、その事例を説明しながら、核保有を議論していけばよい。また、一般市民を殺さず、地中の軍事施設だけを破壊する核兵器が開発されていることも議論の材料になる。