富山・講演集会にて―「自衛隊は北朝鮮に入れる」 |
昨日(12月21日)は、富山市で開かれた「講演集会」に出席した。福井・富山間は、JR特急で1時間25分ほどだ。
会の概要は以下の通りである。
「北朝鮮による人権侵害問題啓発週間」講演集会イン富山
日時:平成20年12月21日(日)午後2時~4時(実際は4時半終了)
会場:サンシップ富山(JR富山駅から車で3分)6階大会議室
講演者:荒木和博(特定失踪者問題調査会代表、拓殖大学教授)
島田洋一(救う会副会長 福井県立大学教授)
参加費:無料
主催:講演集会イン富山・実行委員会
共催:富山県議会拉致議連
特定失踪者・屋木しのぶさんの真相究明を願う会
特定失踪者・水島慎一さんを思う会
特定失踪者・山田建治さんの真相究明を願う会
質疑応答に入って、会場から、「自衛隊が拉致被害者救出のため北朝鮮に入るには、憲法改正を含め、どのような法的措置が必要か」という重要な質問が出た。
荒木氏は、「首相の意思さえあればいつでも入れる、憲法改正を待つ必要はない」との趣旨を簡明に述べた。
私も同意見で、次のように答えた。
北朝鮮による拉致は、戦時国際法でも許されない非戦闘員の拉致であり、戦争行為というより戦争犯罪だ。軍事力による原状回復に何の問題もない。
今の憲法を素直に読めば、自衛隊は憲法違反だろうが、国防上必要だから保持している。そこまで解釈改憲しつつ、今さら細かいことを気にするのも妙な話だ。
自衛隊をイラクに派遣するに当たり、小泉首相が国会でどう答弁したか。「自衛隊は戦闘地域には行かないから憲法違反ではありません」と。
野党が、「混乱がつづくイラクで、戦闘地域と非戦闘地域をどう区分けするのか」と追及すると、「そんなこと、私に分かるわけないでしょう」とか「だから、自衛隊が行くところが非戦闘地域なんですよ」など、論理的には無茶苦茶だが、気合いで押し切った。あのやり方が大いに参考になる。
散会後、主催者側代表お二人に荒木氏、私の4人で駅ビル内の居酒屋に移動し、白エビの刺身などをつまみに1時間ほど「反省会」をした後、荒木氏は新潟経由東京行き、私は逆方向の福井方面行き列車に乗り込み、帰途に付いた。
【参考】富山ブログ 「講演集会イン富山」(写真あり)
http://toyama.areablog.jp/blog/1000004763/p10059650c.html