斎木氏が繰り返した「批判は甘んじて受ける」を逆方向へ |
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山拓が講演の中で、「核計画をやめさせようという動きがもう胸突き八丁まで来ていることを、実は日本の政治家、わが党の政治家もよく分かっていない」、「北朝鮮の核完全放棄が今一歩のところまで来ているのだから、そこを考えないといけない」などと述べたという。
こういう男をカモというのだろう。
山拓は、もはや知力も視力もない一個の巨大な精子と化しつつあるようだ。
もっとも、山拓よりはるかに知性があると自認しているはずの福田、高村、外務省幹部の類も、結果的に、山拓と同じ方向へふらふら歩み出した。
安倍前首相の、「議員が政府より甘いことを言うのは百害あって一利なし」という指摘は正論だが、実態としては、今の政府は、山拓と大差ないくらい無原則かつナイーブである。
6月19日の衆議院・ 拉致問題特別委員会で、松原仁議員らが、「北が調査結果を出すまで、当然、制裁は解除しないという認識でよいか」と質問していたが、外務省の斎木昭隆局長は、「これまでのような調査には納得していないと伝えてある」と答えにならない答えで誤魔化していた。
要するに、北が「再調査」開始と言った時点で制裁を解除すると、相手の宋日昊(ソン・イルホ)に約束してしまったため、身動きが取れないわけだろう。
斎木氏は、日朝協議後、家族会などへの説明会(6月14日)の場で、「批判は甘んじて受ける」と繰り返していた。
しかしわれわれは、国民世論の力で、斎木氏が北と交わした約束(氏の表現によれば、行動対行動の「パッケージ」)を反故にせねばならない。
すなわち、次の日朝協議の場では、ソン・イルホが日本政府の背信をなじり、斎木氏が「批判は甘んじて受ける」と、家族会ではなくソンに対して開き直るような展開に持っていかねばならないだろう。
イザ!ニュース
「非核化交渉の進展わかってない」山崎氏が批判
08/6/21 19:14
自民党の山崎拓元副総裁は22日、福岡市内で講演し、北朝鮮が近く核計画に関する申告書を提出する見通しとなったことについて「核計画をやめさせようという動きがもう胸突き八丁まで来ていることを、実は日本の政治家、わが党の政治家もよく分かっていない」と述べ、対北朝鮮外交をめぐり対立している安倍晋三前首相を念頭に対北朝鮮強硬派の動きを批判した。
山崎氏は「国民感情として『拉致問題が完全解決しないと後のことはどうでもいい』というような感覚がありすぎる」と指摘し、「北朝鮮の核完全放棄が今一歩のところまで来ているのだから、そこを考えないといけない」と述べた。