新刊『反日マスコミの真実2 』とブラウンバック発言 |
西村幸祐編『反日マスコミの真実2 』(オークラ出版)が発売された。私も「北朝鮮が招く中東の危機」というタイトルで一文を寄せている。一読願えれば幸いだ。
なお、12月10日、米国のサム・ブラウンバック上院議員(下の写真)らが、北朝鮮の「テロ支援国リスト」からの解除に、拉致問題解決など新たな条件を課す決議案を提出した。
上記新刊の拙稿で、われわれ訪米団とブラウンバック議員の面談に触れた箇所がある。その部分のみ引いておきたい。
(以下、引用)
平沼赳夫会長以下、拉致議連本隊到着後の11月15日午前10時半から、サム・ブラウンバック上院議員(共和党)との面談を行った。場所は同議員のオフィスである。
幸か不幸か、同議員は数週間前、2008年大統領選予備選からの撤退声明を出しており、その分、全米各地を飛び回る選挙活動から解放され、ワシントンに腰を落ち着けて、本来の政治活動に専念できる。数週間前なら、とても日本からの訪米団に会う時間などなかったろう。
人権問題に関心が強く、「ゴロツキ国家」に一貫して厳しい姿勢を取る同議員は、国務省にとって非常に煙たい存在である。以下、ブラウンバック上院議員の発言から「シリア・北朝鮮コネクション」に触れた部分を要約しておく。
サム・ブラウンバック 北朝鮮は、当然テロ支援国リストに載っていなければならない。解除の動きは、大変懸念すべきものだ。私は皆さんを継続的にサポートする。
北朝鮮がわれわれと交渉する陰で、同時に、シリアと協力して核施設を建設していた事実を直視すべきだ。アメリカの交渉担当者は、何とか取引を成立させようと功を焦っている。政権は、一つないし二つ以上のホット・スポットを抱え込みたくない気分に陥りがちだ。したがって、なぜ北朝鮮がテロ・リストから解除されてはならないか、日本から明確に伝えてもらうことがきわめて重要だ。
この後、クリス・ヒルと会われると聞いたが、結構なことだ。非常に強い形で彼にメッセージを伝えて欲しい。私も彼に会う必要がある(ブラウンバック議員はかたわらの政策スタッフに対し、「ヒルを近々ここに呼んでくれ」と指示を出す)。
感謝祭休暇あけになるが、テロ・リストからの北朝鮮解除に厳しい条件を課す法案を新たに提出するつもりだ。
(引用終わり)