圧力というボディ・ランゲージで対話すべし |
北朝鮮主席代表キム・ケグァンが、「圧力だけでは問題は解決しないと述べ、日本に警告した」という(下記記事)。
つねに北朝鮮当局の尻馬に乗る山タフや加藤紘一あたりが、また、「安倍政権やその支持勢力は、圧力ばかりで対話がない」などと呼応してくるであろう。
そうした場合、私は、「いや、圧力というボディ・ランゲージで対話しているんだ。それが唯一、建設的な対話方法だ」と応えることにしている。
なお、日本側代表団長の佐々江氏は、北の機嫌を取るようなそぶりは見せず、しっかりした仕事をしているが、記者会見(ぶら下がり)の応答など、ややおとなしすぎる。よく言えば、紳士的すぎる。
せっかく、世界に向けて情報発信できるよい機会なのだから、中国にも拉致被害者がいるという事実ぐらい、北京に遠慮せず、どこかで口にすべきだろう。
イザ!ニュース 07/7/21
「核施設解体なら軽水炉必要」 北外務次官
北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の北朝鮮首席代表、金桂冠外務次官は21日、北朝鮮・寧辺の核施設を解体しようとするなら軽水炉の提供が必要だと述べた。
また、6カ国協議で合意した核放棄に向けた「初期段階措置」の「次の段階」の柱である「すべての核計画申告」に核兵器が含まれるのかどうかについては「少し考える必要がある。信頼が構築されるかどうかをみて判断する」と明言を避けた。
北京国際空港で記者団に語った。北朝鮮が、核施設解体の見返りとして軽水炉提供要求を公言したのは初めて。金次官はさらに「核問題の解決の基本は重油ではなく(米国の敵視)政策を変えろということだ」と指摘した。
一方、金次官は北京で19日に日本と行った2国間協議で、圧力だけでは問題は解決しないと述べ、日本に警告したと明らかにした。
金次官の発言は、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土地・建物が競売される事態に陥ったことに北朝鮮が強く反発していることを示したものだ。
金次官は、18日から20日まで開かれた6カ国協議首席代表会合については「良い議論ができ満足している」と述べた。(共同)