河野談話の作成者、谷野作太郎氏の安倍首相への説諭 |
公益財団法人・日韓文化交流基金の機関誌(日韓文化交流基金NEWS第72号、2014年12月27日)に、河野談話の作成に中心的役割を果たした外務省OBの谷野作太郎氏(当時、内閣外政審議室長)がアジア奨学会会長の肩書きで「交流エッセイ」を書いていた。下に画像で貼り付けておく。
文の末尾に谷野氏は、「政治のリーダー」(日本側では誰よりも安倍首相を指すだろう)に対し、「真の指導者とは、志を立てそれに向けて世論を説得し、これを引っ張っていく指導者」という「米国のある賢人」の言葉を引き、説諭している。
また、日韓関係は「霧の中に迷い込んだ感があります」と他人事のように書いてもいる。
事なかれ的発想から、「志を立てそれに向けて世論を説得し、これを引っ張っていく」ことをしないよう「政治のリーダー」に具申し、慰安婦強制連行を認めたかのような河野談話を出させたのは誰なのか。まず謝罪ありきの外交で、日本国を「霧の中」に迷い込ませたのは誰なのか。
天下り先の安全地帯から訓戒を垂れる暇があるなら、国会の場に出て、国民の問いに堂々と答えるべきだろう。下記、国基研ろんだんの拙文参照。
■河野洋平氏の「卑怯」な論法と国会招致
http://jinf.jp/feedback/archives/13492