日韓共通の義士はいつ現れるか−安重根について |
下は、安重根について、数年前に書いたエントリである。未だに真の英雄が現れないのは残念だ。
島田洋一ブログ(2009年 06月 12日)
■日韓が歴史を共有するとき
1909年、ハルピン駅で伊藤博文を射殺した安重根は、日本人にとっては英雄でも何でもない。しかし、金正日を物理的に無力化する朝鮮人が出たとすれば、朝鮮民族にとってのみならず、日本人にとっても大変な英雄だ。
その時初めて、日韓は、積極的意味で歴史を共有することになろう。
日本は国際的な制裁を主導するなど、独裁者周辺が不安定化、不穏化するよう最大限努める必要がある。
そして正義の一撃の実行者は、朝鮮民族から出ねばならないだろう。
結局、廃棄対象たる「大量破壊兵器」は金正日なのであり、ターゲットを見誤ってはならない。
産経 2014.2.5
安重根答弁書に反論 韓国政府
日本政府が、安重根は「(初代韓国統監の)伊藤博文を殺害し死刑判決を受けた人物だ」との答弁書を閣議で決定したことについて、韓国政府当局者は5日、「安義士(韓国での呼称)はわが国の独立と東洋の平和を守るため、帝国主義の元凶を懲らしめ、国際社会に称賛されている偉大な人物だ」と反論した。
この当局者は「日本政府が安義士の義挙(暗殺)を閣議決定で再びおとしめたのは、日本の(安倍晋三)政権が帝国主義時代の過ちを全く反省していないことを示すものだ」と批判した。
日本政府は4日決定した答弁書で、中国黒竜江省ハルビン市に安重根をたたえる記念館が建設されたことについて「残念で遺憾だ」としていた。(共同)
産経 2014.2.4
安重根記念館に政府が答弁書 「平和構築に資するものではない」
政府は4日の閣議で、中国黒竜江省ハルビン市に初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した独立運動家、安重根をたたえる記念館が建設されたことについて「残念で遺憾だ」とする答弁書を決定した。
記念館に関し「北東アジア地域の平和と協力関係の構築に資するものではない」との日本側の懸念を中国、韓国両政府に伝達してきたと説明。安重根については「伊藤博文を殺害し、死刑判決を受けた人物だ」とした。
新党大地の鈴木貴子衆院議員の質問主意書に答えた。