エリート外務官僚に多いModerate fanatics(穏健な狂信家) |
先週金曜日は、午前中、国家基本問題研究所の企画委員会に出た。
櫻井よしこ氏が最近、靖国問題をめぐってある外務省幹部と面談したところ、A級戦犯が合祀されている靖国神社に首相が参拝するのは、諸外国の反発のみならず常識的な国民感情に照らしても認められない、との発言が相手から出たという。
外務省のエリート官僚には、このように東京裁判史観が刷り込まれた人が多いようだ。
櫻井氏にA級戦犯の許されざる事を説いた先の外務省幹部なども、仮に尖閣をめぐって日中戦争、日本の敗北、中国による日本占領、戦犯裁判となった場合(今はSF的想定だが)、平和を愛する中国に侵略戦争を仕掛けた「共同謀議」の罪を問われ、懲役10年は固いだろう。
特にエリート外務官僚をいかに自虐史観から脱却させるかは、公務員研修の重大課題でなければならない。