自民党拉致問題対策本部の会合に出席 |
昨日(8月7日)は、朝8時半から、自民党本部を訪れ、拉致問題対策本部の会合にオブザーバー参加した。
全体を見渡す前方正面の席には、古屋圭司拉致担当相、役員の山谷えり子、塚田一郎、衛藤晟一議員らが並ぶ。
家族会事務局長の増元照明氏が挨拶で、アントニオ猪木発言(下に関連記事)を取り上げ、「北朝鮮は少なくとも14か国の国民を拉致している。ところが猪木氏は、拉致の国際化を恐れる北の意を受けた発言を行っており、非常に問題だ」との趣旨を述べた。
散会後、山谷えり子本部長が、記者団と下の産経記事にあるような応答をしている。
愚かなアホトニオ氏は、問題を日朝に限定したい北のメッセンジャーになっているわけだ。
日本政府は、猪木の「アドバイス」とは逆に、中国人拉致問題を大いに取り上げ、「拉致は日朝二国間の問題。国際的な場に持ち出すな」という中共政権の北と連動した動きに対抗するなど、むしろ「国際化」努力を一段と踏み込んだ形で行わねばならない。下記エントリ参照。
■「拉致が解決したら幸せになりますか」―知的勇気欠く「偽の闘魂」アントニオ猪木の愚問
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3150713/
産経 2013/08/07
猪木氏の拉致発言を批判 自民・山谷議員「経緯を無視している」
自民党の「北朝鮮による拉致問題対策本部」本部長の山谷えり子参院議員は7日、日本維新の会のアントニオ猪木参院議員が、北朝鮮に対する国際連携による圧力強化に否定的な発言をしたことを批判した。「国際社会が連携してこそ、解決に進む。これまでの経緯を無視した発言だ」と指摘した。同本部会合後、記者団に語った。
猪木氏は5日の日本外国特派員協会での記者会見で「拉致は2国間の問題だから、世界を回って訴える話ではない」と述べた。
朝日 2013/08/05
「拉致問題が解決したら幸せになりますか」維新・猪木氏
■アントニオ猪木・日本維新の会参院議員
よく私は講演で「拉致問題が解決したら我々は幸せになりますかね?」と言うと、皆さん「え?」って顔をする。今まで凝り固まっていた考え方、視点をちょっと変えることによって、もっと知恵が出てきて、解決をどうしましょうかとなる。
一番の問題は、日本の拉致名簿は数字がどんどん変わり、日本で死んでいる人もいる。そういった名簿を提出して解決しようとしても、北朝鮮側からしたら「そんないい加減なことを言ってくるなよ」となる。
これは2国間の問題ですから、世界を回って訴える話ではない。一日も早くトップ会談ができるような環境づくりを一生懸命やらせてもらいます。(東京都内の外国特派員協会での講演で)