飛行機の長旅と安倍、平沼、中川氏 |
飛行機は体にこたえる。時差の大きい国への長旅で、かつすぐに折り返すといった場合、特にそうだ。主張すべきことを主張したと思われる安倍首相の今回の訪米、その労をねぎらいたい。
ここで思い出すのは、何度か一緒に訪米した平沼赳夫拉致議連会長のことだ。とりわけ多忙な身だけに、日程の合間を縫って駆けつけ、ワシントンに2泊、時には1泊だけで帰るという超強行軍が普通である。数年前、脳梗塞で倒れられただけに、周りは心配するが、議連会長である自分が率先動かねばという強い気持ちを感じる。
それゆえ、若い政治家が平沼氏をバカにしたような発言をするのを聞くと、強い不快の念を覚える。
中川昭一代議士についても一言記しておきたい。例の「酩酊会見」事件に関し、どうせ往きの飛行機から酔っぱらっていたのだろうなどと誹謗する手合いも多かった。
私は、拉致議連会長時代の中川氏と、家族会の人々ともども、国連人権委員会に出席するためジュネーブを訪れたことがあるが、氏は機中ずっと端然読書していた。ジュネーブ滞在中も、細やかな気遣い(と時に、動きの鈍い官僚への叱責)で団を率いてくれた。例の事件の時は、風邪と長旅で本当に体調が悪かったのだと思う。
安倍、平沼、中川といった人を大事にしない、いわんや潰すようでは、日本の未来は暗い。下記エントリ参照。
■ジュネーブにおける「拉致啓発イベント」と中川昭一の想い出
http://island3.exblog.jp/22037897/