海賊に武力で処する台湾と「敵前逃亡憲法」の日本 |
下記記事について
問題は次の部分だ。
メバチマグロの獲れるインド洋では近年、海賊による被害が多発。日本などでは漁を控える動きが続いていたが、昨年ごろから台湾船が武装した兵士を連れて、ソマリア沖で漁を再開。「しばらく手つかずだったから、豊漁となってかなりの量が日本に入ってきた」という。
日本は海賊の脅威になすすべもなく撤退、台湾は武力によって問題を解決、という。残念ながら、小国台湾の方が日本より遙かに立派だ。
台湾人が命を張ったおかげでとも知らず、日本人は「マグロが安くなった」と喜んでいる。それが資本主義と割り切るには、あまりに情けない話である。台湾の武力のおかげでマグロが安くなったということは、日本のように逃げる「平和国家」ばかりだと、逆にいくら高くなるか分からないということだろう。
私はかねて、日本国憲法を「敵前逃亡憲法」と呼んできた。早く、台湾の人の前に出て恥ずかしくない日本に変えたい。
海賊は力で排除し、海の藻屑と消えさせる。文明を守るためには、そうした容赦ない態度が必要である。近年における海賊の跳梁は、甘い「人道的配慮」がしからしめたものだ。山田吉彦東海大教授によれば、その反省から、米軍などは海賊船を確認すると、拘束すると面倒なので撃沈する場合が多々あるという。下記エントリ参照。
■ライス主導の「海賊決議案」を批判―ジョン・ボルトン
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/871898/
■国家基本問題研究所・緊急提言―日本が「敵前逃亡国家」にならないために
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/1071596/
イザ!ニュース
「マグロ」思わぬ人気低迷…「サーモン」台頭 漁師ら悲鳴
2013/02/17
……東京都中央卸売市場によると、赤身が多く、すしや刺し身に使われる「メバチマグロ」(冷凍)の平均卸売価格は昨年1月以降、右肩下がり。今月初めには1キロ789円(前年同期比22%減)とついに800円を割った。
要因の一つに、予期せぬ供給量の増加がある。メバチの獲れるインド洋では近年、海賊による被害が多発。日本などでは漁を控える動きが続いていたが、町田氏によると、昨年ごろから台湾船が武装した兵士を連れて、ソマリア沖で漁を再開。「しばらく手つかずだったから、豊漁となってかなりの量が日本に入ってきた」(町田氏)という。……
【ついでに】
福井市の老舗『中華そば まるせい』のラーメン。「ここが一番うまい」という根強いファンも多いと聞く。大衆食堂風で、何の色気もない店内。オーソドックスな味でなかなかいい。