安倍首相インタビュー―ハト派、河野談話 |
下記、首相インタビューについて
【ハト派】
歴史上、ハトは伝書鳩として戦場で使われてきた。敵味方を識別する能力も持たず、自ら意識せずに戦争に奉仕する、というのがハトの特徴である。
【河野談話】
河野談話は「官房長官談話だから、官房長官のところで対応すべき」は、首相が戦略的に採るべき態度として正しい。
最終責任は取らねばならないが、揚げ足取りを狙う内外多くの敵に対し、自らは矢面に立たず、肩すかしを食わせるのも歴史カードへの対処の仕方だ。ただし、河野談話の修正に踏み込むというのがあくまで前提である。
毎日 2013年01月27日
安倍首相: 単独インタビュー
安倍晋三首相は25日、毎日新聞のインタビューに応じた。インタビュアーは山田孝男専門編集委員。主なやりとりは以下の通り。
……
−−尖閣諸島をめぐる日中摩擦についてお尋ねします。公明党はいわゆる「棚上げ」論で、自民党は「一歩も譲らず」です。……
◆……尖閣については、我々は「わが国固有の領土であって、そもそも(領土問題が存在しない以上)棚上げ論は存在しない」という考え方ですし、外交交渉の余地はないという考え方に変わりはないですね。
……
−−毛沢東が右派のニクソン(元・米大統領)を評価し、「ホンネとタテマエを使い分ける左派の連中とは違う」と語ったという逸話がありますが。
◆……「タカ派は結果を出すことを重視するが、ハト派は『ハト派』と言われることをもって貴しとなす」というところがある。毛沢東は、結果を出すタカ派のニクソンを選んだということだと思いますね。
……
−−歴史認識についてうかがいます。従軍慰安婦に関する河野洋平官房長官談話(河野談話 1993年)を見直すのですか。
◆これは閣議決定を経ていない官房長官談話なんですね。そもそも外交問題化、政治問題化させるべきではない。ですから、私はこういうインタビューにおいてもお答えしない。官房長官談話ですから、官房長官のところで対応すべきだという考え方です。
……