「国土強靱化」のみならず日本社会全体の強靱化が急務 |
かつて問題になった「段ボール肉まん」では、段ボールの部分が一番安全だったという(真偽不詳)。
偽の「ゼラチン・フカヒレ」など、恐らくましな方だ。共産党幹部以外の人命は地球儀より軽い中国では、この程度の話は何の驚きでもない。
新幹線の大事故があっても2日後には運転再開した中国と、福島原発の事故に過剰反応して全原発を止めてしまった日本、いずれも極端だが、前者の方が野蛮な生命力では明らかに上回る。
原発の再稼働が出来ないのは、私は、現代日本の弱さの表れだと思う。集団的自衛権の憲法解釈変更すら出来ないのも、日本のひ弱さだ。
海保や自衛隊の勇士がいくら前線で頑張っても、このままでは総合力で日本は中国に押し込まれる。いわゆる国土強靱化だけでなく、日本社会全体の強靱化が急務だ。
安倍政権の時代が、恐らく日本にとって最後のチャンスだろう。
読売新聞 2013年1月15日
中国のフカヒレ調査、9割がゼラチン固めた偽物
【北京=牧野田亨】新華社電によると、中国浙江省商工部門は13日、市場で販売されていたフカヒレをサンプル調査したところ、82点のうち、79点がゼラチンを固めた偽物だったと発表した。
業界関係者は「国内で消費されるフカヒレの約4割は偽物」と証言したという。
同電によると、DNA検査で判明した。偽物は厚さが均一で縦にしか筋目が入っておらず、70度のお湯に30分浸すと溶け出した。ほとんどが広東省産で、発がん性のある化学物質などが製造過程で使われていたという。
フカヒレは高級食材として人気がある。中国青年報によると、偽物は1キロ当たり数十元(1元は約14円)で飲食店に販売され、500~1000元の高級料理として客に提供されていた。