韓国の歪曲に反論権を行使して賛成討論―慰安婦問題で日本政府 |
国連の場で再び、慰安婦問題は「戦争犯罪、人道に対する罪」云々と歴史を歪曲して日本を中傷した韓国政府代表に対し、日本政府代表が「多数の女性の尊厳と名誉を傷つけたのは問題」と「反論権」を行使した「賛成討論」を行った。
中国が拒否権を持つ国連の権威を堕とそうという日韓の深慮遠謀、愚者を装う捨て身の合作なら、戦略的にある程度理解できるが、双方とも思考マヒ、が実態だろう。
なお下記、時事通信の「日本反論で互いに譲らず」という見出しは、政府当局者を「頑張りが認められている」と誤解させ甘やかすもので、メディアの責務を果たしたものとは言えない。
私が見出しを付けるなら、「慰安婦問題、韓国がまた歪曲提起=日本賛成風反論でまた誤解増幅-国連」くらいか。
これを「韓国がまた歪曲提起=日本厳しく歪曲を指摘し互いに譲らず」まで取りあえず持って行くのが、次期安倍政権の責務だろう。
時事 2012/10/16
慰安婦問題、韓国がまた提起=日本反論で互いに譲らず-国連
【ニューヨーク時事】国連総会第3委員会(人権)で15日、韓国が旧日本軍の従軍慰安婦問題を取り上げ、日本に法的責任を認めるよう改めて要求した。日本側は答弁権を行使し、慰安婦問題は「法的に解決済み」との立場を表明。互いに譲らなかった。
応酬があったのは「女性の地位向上」についての討論。韓国国連代表部の辛東益次席大使が慰安婦被害者問題は「いまだに解決していない」と憂慮を表明。これに対し、日本の兒玉和夫次席大使が「多数の女性の尊厳と名誉を傷つけたのは問題だと認識している」としつつ、賠償請求権問題は法的に解決済みだと反論した。
辛次席大使は慰安婦問題が「戦争犯罪、人道に対する罪にもなり得る」とした上で、日本政府の法的責任は残っていると改めて強調。兒玉次席大使は再答弁で「説明を繰り返すことはしない」と述べ、辛次席大使も「この問題は日本の法的責任の認知によってのみ解決する」と譲らなかった。
同委員会では昨年の前回総会時にも、慰安婦問題をめぐって両次席大使が同様のやりとりを行った。