橋下徹に見る、「歴史カード」による日本人去勢の根深さ |
まさにそうした日本人の去勢を狙って、中国共産党や韓国、北朝鮮が繰り出してくるのが「歴史カード」である。
大江健三郎のような化石左翼が、中朝に跪拝し、その代理人となって日本人の頬を「歴史カード」で叩くのは見慣れた光景だが、教育刷新を掲げ、戦闘的姿勢を売り物にし、政界の寵児扱いされる橋下徹氏でさえ、中韓の「歴史カード」に自ら腰砕けとなるのみならず、他の日本人に対して振り回し始めるあたりに、問題の深刻さがあると言えよう。下記エントリ参照。
■まず自らの歴史「総括」を示せ―「日本人」の無知を叱る橋下徹 http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2879172/
イザ!ニュース
韓国で大歓迎 大江健三郎氏ら、領土問題「日本が侵略、反省を」
2012/09/30
【ソウル=黒田勝弘】中国や韓国との領土問題を「日本がまず侵略について反省すべき」とする日本の知識人の“反日声明”が韓国メディアで大々的に紹介されている。29日の各紙はほぼ全紙が社説でこれを取り上げ「自国の侵略主義を叱る日本の知性」(東亜日報)と大歓迎している。
声明はノーべル賞作家の大江健三郎氏や元長崎市長の本島等氏、月刊誌「世界」の編集長を務めた岡本厚氏など、反日的な主張で知られる左派や進歩派の知識人、文化人らを含む約1300人が「『領土問題』の悪循環を止めよう」と題し28日、東京で発表した。
日本ではさして注目されていないが、声明は尖閣諸島も竹島も過去の日本による侵略の歴史が背景にあるとして中韓の立場に理解を示している。領土紛争に伴う民族主義感情への批判や否定も主に日本に向けられていて、結果的に中国や韓国の反日民族主義を容認するものになっている。
また国際的な人気作家、村上春樹氏が領土問題に関し日本の朝日新聞(28日付朝刊)に寄稿した文章も韓国紙は1面トップ記事などで大きく報道している。
村上氏は、中国の反日暴動を機に日本人作家の作品など日本関係の書籍が規制され書店から消えたというニュースに「ショックを感じている」とし、「国境を越えて行き来するようになった多くの文化的成果」の往来を領土問題の「感情」でふさいではならない、と書いている。さらに「領土問題は実務的課題」として解決すべきで国民感情の領域に踏み込むのは危険だという。
どちらかというと中国を対象にした印象が強いが、韓国では「急速に右傾化する日本国内に向けたもの」(中央日報)とされ、先の“反日声明”とまとめて、日本での反省、自己批判として歓迎されている。
毎日新聞 9月27日
<橋下市長>「戦争の総括必要」中韓に配慮
新党「日本維新の会」代表に就く橋下徹大阪市長は27日、中国や韓国との関係について「日本が過去に周辺諸国に迷惑を掛けたことは間違いない。中国や韓国に謝り続けたからいいじゃないか、お金を払ったからいいじゃないかというのは違う」と述べ、第二次大戦の総括が必要との認識を示した。
同日の記者会見で靖国神社への参拝について問われた橋下氏は「先人に対する敬意も必要だが、戦争の総括をしないといけない」と指摘。弁護士としての経験から「被害者側は腹の中に恨みつらみが残る。加害者側が謝り続けたからいいじゃないかという態度は取れない」と述べ、中韓に配慮して参拝時期などを判断する考えを示した。