「歴史」攻撃への対処は重要な争点―ここでも軽薄さ際だつ石原 |
毎日新聞は、自民党の総裁選に関し、「政策面の明確な争点は見当たらず、目立ったのは派閥の是非をめぐる見解の相違ぐらいだ」と評するが、一体何を見ているのか。
例えば、河野談話を巡って明らかに候補者の態度は分かれている。
安倍晋三氏は、「子孫の代に不名誉を背負わせるわけにはいかない。新たな談話を出すべきだ」と批判し、一方、石原彰晃、失礼、石原“サティアン”伸晃氏は、「非常によくできていた」「知恵があった」となぜか崇敬の念を表している。
中共・北朝鮮政権および韓国の愚民勢力が、はっきり「歴史」を対日攻撃の切り札と位置づける以上、自虐的な河野談話や村山談話をどう処理するかはきわめて重要な政策課題である。
まず石原伸晃は、ここでも見事に落第だ。この男の推薦人になった面々の正気を疑わざるを得ない。参考までに挙げておこう。
【石原伸晃の推薦人】 田野瀬良太郎/茂木敏充/井上信治/小野寺五典/小渕優子/金子一義/岸田文雄/坂本哲志/菅原一秀/竹下亘/西野あきら/野田毅/林幹雄/平沢勝栄/石井みどり/中川雅治/中村博彦/野村哲郎/吉田博美/脇 雅史
毎日新聞 9月14日(金)22時6分配信
<自民総裁選>争点なき「次の首相」争奪…告示
14日告示された自民党総裁選は5候補が乱立し、26日の投開票へ向けた論戦がスタートした。ただ、14日の共同記者会見では政策面の明確な争点は見当たらず、目立ったのは派閥の是非をめぐる見解の相違ぐらいだ。……
時事 2012/09/14
慰安婦問題、新談話必要=自民・安倍氏
自民党の安倍晋三元首相は14日の共同記者会見で、旧日本軍の従軍慰安婦問題に関する1993年の河野洋平官房長官談話について、「強制連行を事実上証明する資料はなかった。子孫の代に不名誉を背負わせるわけにはいかない。新たな談話を出すべきだ」と強調した。林芳正政調会長代理は「未来永劫(えいごう)変えないと言うつもりはない」と、述べた。
これに対し、石原伸晃幹事長は「河野談話はよくできていた」と指摘。石破茂前政調会長と町村信孝元官房長官も、新談話作成に慎重な姿勢を示した。
イザ!ニュース
石原氏また軽口、「福島第1サティアンに」汚染土壌処理問題で
2012/09/13
自民党の石原伸晃幹事長は13日のTBS番組で、東京電力福島第1原発事故で汚染された土の保管場所について「福島県郡山市の校庭の隅に山のように置いてある。それを運ぶところは福島原発の第1サティアンしかない」と述べた。
「サティアン」は、オウム真理教がサリンや自動小銃などを製造、武装化を進めた教団関連施設の呼称に使用されていたこともあり、東日本大震災の被災者やオウム事件の被害者に対し配慮を欠く発言との指摘が出そうだ。
石原氏は同日夜、都内で記者団に「福島第1原発というつもりだった。単なる言い間違えだ」と説明した。