毛沢東の肖像・ミイラこそが公序良俗に反する陳列物 |
中国政府が、人権活動家・艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏に対する新たな権力ハラスメントとして、猥褻物陳列罪を持ち出してきたという。
が、常識人の公序良俗感覚を著しく逆なでするという意味では、天安門広場に掲げられた毛沢東の肖像を上回るものはない。
数千万の人々を虐殺ないし誤った農業政策強行で餓死させながら、自らは飽食で肥え太った毛沢東の姿形は、金正日同様、眼に対する暴力というべきほどに醜い。
以前、同じ広場にある「毛主席紀念堂」で毛沢東のミイラを見たことがあるが、これも醜悪だった。卑小な権力亡者の遺骸を仰々しく祀っている体制の醜悪さはいうまでもない。
「悪の帝国」ソ連は、誕生70年余りで崩壊に追い込めた。中共独裁体制は今年で62年になる。あと10年以内に自由民主化、を有志の間で国際的課題としたい。なお、下記エントリ参照。
■「招かれたなら日本を訪れたい」―中国共産党が執拗に迫害する艾未未氏
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2504329/
「文化大革命」中、毛沢東の指示で迫害される「反革命修正主義分子」
毛沢東の指示で燃やされる仏教美術品
異様なネックレスを掛けられ、晒し者にされる劉少奇夫人。劉少奇はある程度の経済自由化を試み、毛沢東につぶされた。
元気な頃の劉少奇夫妻
「紅衛兵」に囲まれ毛沢東語録で殴られる劉少奇
紅衛兵の手で公道に晒され、糾弾される「走資派」
社会を毒したとして糾弾される修道女たち
産経
今度はわいせつ物容疑 中国当局、艾氏を捜査
2011/11/19
著名芸術家で人権活動家の艾未未氏がわいせつな画像をネット上に掲載した疑いがあるとして、中国の公安当局が捜査していることが分かった。同氏の助手が18日、共同通信に明らかにした。
中国当局は、艾氏の妻が代表を務める会社が脱税したとして罰金などの支払いを命令。艾氏は異議申し立てのための訴訟を準備しているほか、当局の対応への批判を強めており、新たな捜査はこうした艾氏の姿勢に圧力を加える狙いがあるとみられる。
助手によると、公安当局は17日朝、助手を連行し、同日午後3時ごろまで事情聴取。公安当局は助手に対し、艾氏と女性数人が一緒に写ったヌード写真がわいせつ物にあたると主張。助手は「芸術作品だ」などと反論したが、公安当局は、容疑は艾氏に対するもので、助手への聴取は今後も続けるとの方針を示した。(共同)