菅が理想とする「究極の節電社会」北朝鮮 |
ドナルド・ラムズフェルド元米国防長官は、朝鮮半島の夜間を撮った衛星写真を掲げるのを好んだ。執務室の机にも常にあったという。
巨大な金日成像を夜通し照らさねばならぬピョンヤンだけが妙に明るい暗黒の北と、聖俗まじえ日夜活動的で豊かな南との対比はあまりに鮮やかだ。
国防総省での記者会見にて。2006年10月11日。
どんな馬鹿でも、この一枚を見れば体制の勝敗は分かる……、と思うのはどうやら早計だったようだ。
菅“ペテン師”直人ら、自由主義経済の恩恵を受けつつ左翼遊びに耽る無責任な輩にとっては、今や、夜間は漆黒に落ちる北朝鮮こそが、世界に先駆けて究極の節電社会を実現した理想の共和国なのである。
菅は、北朝鮮シンパから脱したのではなく、むしろますます金正日に親近感を覚えていると見るべきだ。
菅が、ラムズフェルドと同じ写真を掲げつつ、「夜は泰山のごとく暗いこの北の市民社会こそが、むしろ健全かつ自然なのではないか。拉致された人々は、ある意味で、鴻毛のごときわれわれ日本人を越えた生を享受しているのではないか。」などと語る日も近い。
首相の「脱原発」は鴻毛より軽い 海江田経産相が批判
……「内閣で一致した言葉でないなら一私人の言葉だ。それは『鴻毛(こうもう)』より軽い」。海江田氏は自民党議員への答弁で中国の歴史家・司馬遷の言葉を引いた。鴻毛は鴻(おおとり)の羽毛の意で極めて軽いことの例え。菅直人首相が会見で「脱原発」を表明しながら、後で「個人的な考え」としたのを批判したものだ。海江田氏はさらに司馬遷の言葉を用い「総理の言葉は、内閣が一致しての発言なら『泰山(たいざん)』(中国・山東省にある山)より重い。総理発言は泰山より重くあって欲しい」。……
【ついでに】
ワシントンの朝食では、以前はハンバーガー(特にバーガーキング)が主だったが、最近はこれが気に入っている。エッグ・ベネディクト。山谷えり子議員やスーザン古森氏は、2つは多いと、一皿をシェアしていた。「余ったら貰いますよ」と言いかけ、体重管理の観点からグッと抑えた。