菅直人が居座るほど、日本の発ガン率は低下する |
先週金曜日(6月10日)、国家基本問題研究所に津金昌一郎国立がん研究センター予防研究部長を招き、「放射性物質と発がん」について話を聞いた。
津金氏によれば、年間被曝線量10㍉シーベルトでガン発症リスクは1.005倍(0.5%)高まる。要するに、ほとんど変わらない。
一方、生活不安や避難所暮らしに起因するストレスは、ガンの発症も後押しするようだ。
10㍉シーベルトを境に、度を超えたリスク管理(強制避難など)に突入する不合理、愚かさは明らかと言えよう。
低線量被曝は、免疫力を高めることでかえって健康によいとの説(ホルミシス効果)について、津金氏は、「あるかも知れないが、よく分からない」と述べた。
発がん物質ダイオキシンの摂取量の多い女性の方が、むしろ子宮内膜症の発症率が低い、と津金氏の話にあったので、一種のホルミシス効果かと聞いたところ、「いや。ダイオキシン摂取量が多いのは魚を多く食べるせい。ホルミシス効果というより、魚の栄養分がプラス効果をもたらしているのだろう」とのことだった。
なお、加齢とともにガンの発症率は高まる。従って、日本のような長寿国(心筋梗塞で若死にする人が少ない)ほど、結果的に死亡原因にガンが占める率は高くなる。
確かにウオツカや白酒(パイチュウ)を浴びるほど飲むような国では、ガンになる前に他の病気で死ぬだろう。ガンに罹る年齢まで生存できないわけだ。
無視しうる放射線量を理由に、強制退去させ、農漁業を破壊(出荷停止)する愚行を続けていれば、日本もヤケ酒や過度のストレスで若死にする人が確実に増える。平均寿命は低下し、結果として発ガン率も低下しよう。
つまり菅直人のような男が居座れば居座るほど、ガンで亡くなる人は減るわけだ。
菅の最大の功績は、日本の発ガン率をロシアや中国なみに引き下げたこと、という話になるかも知れない。