日本の首相は尖閣を訪れよ―ロシア専門家・木村汎教授の提言 |
金曜日は、午後4時から国家基本問題研究所の企画委員会、つづいて6時半から、国基研・月例研究会「北方領土・踏みにじられる主権―今こそ国家意志を示せ」に出席した(全国町村会館2階ホール)。
基調報告者の木村汎教授には、大学院生から助手にかけての頃、ある研究会を通じ親しく教えを受けた。
木村教授の話は、さまざまに興味深かったが、次の点は特に印象的だった。
日本の首相は尖閣を訪れるべきである。なぜなら、そのことで中露を分断できるからだ。中国から見れば、「メドベージェフが国後訪問を強行するから、日本人を刺激し、中国がとばっちりを受けた」となるだろう。中露は共闘することも多いが、長い国境を共有しており、疑心暗鬼に陥りやすいデリケートな関係にある。
外国に対するおびえが全身に表れている菅首相には無理だろうが、前原外相あたり、思い切って尖閣訪問を実行したらどうか。「それができれば、前原に対する国民の支持は一気に跳ね上がる」―打ち上げの場で、田久保忠衛教授(国基研副理事長)もそう断言していた。
【ついでに】
国基研から歩いて5分、有楽町線麹町駅近く、『二代目つじ田』の「二代目つけめん」。麺を200グラムか300グラムのどちらにするかと聞かれる(値段は同じ)。当然の如く300グラムを選んだが、適量という感じだった。右のダシには、沈んでいるが、焼き豚も2枚ほど入っている。ここはカウンターのみで座席数が少なく、昼前後はいつも行列が出来ている。