Elections have consequences. (選挙は結果をもたらす) |
下記ニュースについて
アメリカでは中間選挙を明日に控え、各陣営が支持者に対し必死に投票を呼びかけている。その中で、草の根保守のリーダーたちが繰り返し使うのが、次のセリフだ。
Elections have consequences.
すなわち、「選挙は結果をもたらす」あるいは「選挙には帰結がある」。国政の舵取りを誰に任せるかによって、特に、安全保障政策と最高裁人事において、決定的違いが生まれるという意味だ。
アメリカの最高裁判事(定数9。大統領が指名し、上院が承認)は終身制のため、仮に50才で任命された人なら約30年は居座ることになる。一つの人事の影響が一世代に及ぶわけだ。
最終的な憲法判断を下す超重要ポジションに、日本でいえば、今後30年間、福島みずほが着くのか、それとも稲田朋美が着くのかというレベルの話である。
オバマ大統領が、今年指名し、民主党多数の上院が承認した新判事エレーナ・ケーガンは、岡崎トミ子にやや似たタイプである。大統領が共和党保守、議会も共和党多数ならあり得なかった人事だ。
昨年の衆院選で、自民党の優秀な中堅若手まで多数落選させ、鳩山、菅の左傾無能政権を誕生させてしまった日本の惨状を思うとき、「選挙は結果をもたらす」という言葉は実感をもって迫ってくる。
アメリカは保守の巻き返し局面に入った。日本もおくれを取ってはいられない。
読売新聞
2010年11月1日21時24分
日米・日中・日露まで…菅外交「八方ふさがり」
ロシアのメドベージェフ大統領が1日、日本側の中止要請を無視して北方領土訪問を強行したことで、外交面での民主党政権の危うさが改めて浮き彫りになった。
沖縄の米軍普天間基地移転問題で日米同盟が揺らぎ、尖閣諸島問題で日中関係が悪化する中、日露関係でも新たな障害が持ち上がった形で、菅政権の外交は「八方ふさがり」との指摘も出ている。
1日に緊急召集された自民党の外交部会では、前日まで菅首相、前原外相らが出席していたハノイでの東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会議にメドベージェフ大統領、ラブロフ外相らロシア側も出席していたことを踏まえ、「なぜハノイで会談し、北方領土訪問への懸念を伝えなかったのか」などして、政府の対応を批判する声が相次いだ。
自民党の小野寺五典外交部会長は終了後、記者団に「日本の尖閣問題での弱腰姿勢を見て、ロシアは強硬な対応に移った」と指摘した。
民主党政権下、日本外交を取り巻く状況は急速に悪化している。鳩山前政権では、既定路線だった県内移設を否定して唐突に県外移転を打ち上げたあげくに迷走、普天間基地移設問題は暗礁に乗り上げた。日米関係を悪化させた鳩山前首相は米紙から「ルーピー(愚か)」とまで批判された。日米同盟のきしみを見透かしたように、中国は尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件で強硬姿勢をみせている。
今後、菅首相は、13日から横浜市で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で来日するオバマ大統領との日米首脳会談などを契機として日米同盟を立て直し、中国やロシアには冷静な対話による問題解決を働きかけることで関係改善を模索する意向だ。
ただ、日米間で懸案の普天間基地移設問題に進展はない。今月末に予定される沖縄県知事選の結果次第では、問題解決がさらに遠のく可能性があり、「一度傷ついた日米同盟の立て直しは簡単にはいかない」(外務省関係者)との見方が出ている。
イザ!ニュース
中露連携で対日攻勢 歪曲史観で「強い指導者」誇示
2010/11/01 23:54
【モスクワ=遠藤良介】ロシアのメドベージェフ大統領が1日、沖縄・尖閣諸島近海での中国漁船衝突事件で日中関係が悪化しているのを見計らったように、北方領土訪問を敢行した。中露の蜜月関係を背景に、領土問題をめぐる日本の主張を一気に封じるのが狙いだ。ロシアは今年に入り、旧ソ連の対日参戦(1945年8月9日)や北方領土の不法占拠を正当化する歴史認識でも、中国と連携を強めていた経緯がある。
メドベージェフ大統領は2009年2月、当時の麻生太郎首相との会談で「型にはまらない独創的アプローチ」による領土問題の解決を提唱した。だが、メドベージェフ政権下では領土問題をめぐる対日圧力が強まる一方で、日本はそれに満足な対抗策を打ち出してこなかったのが現実だ。
ロシアは今年、日本が第二次大戦の降伏文書に署名した9月2日を事実上の対日戦勝記念日に制定し、極東各地で戦勝65年の行事を行った。新記念日制定の根底には「ソ連が朝鮮や満州、サハリン(樺太)を解放し、日本の降伏を早めた」との歪曲した歴史観があり、ロシアは日本の領土返還運動を「歴史の捏造」(上院議長)と称するまでに増長している。
9月末には、メドベージェフ大統領が中国を訪問し、胡錦濤国家主席との間で終戦65年に関する共同声明に署名。対日戦で両国が共闘したとの歴史認識を中国は尖閣諸島、ロシアは北方領土の領有権主張につなげる構図も鮮明になった。
大統領の対日強硬姿勢には、2012年の大統領選に向けて「強い指導者」像を誇示する狙いもある。国内で高い人気を誇るプーチン首相(前大統領)との「双頭政権」にあってメドベージェフ氏には目立った業績がなく、再選の道を確保する上では日本への圧力を強めて保守層にアピールすることが有効だからだ。
露政権は今年、旧ソ連秘密警察が第二次大戦中にポーランド軍将校ら2万人以上を銃殺した「カチンの森」事件を「スターリン体制の犯罪」と認め、ポーランドとの歴史的な和解に乗り出した。ポーランドが欧州連合(EU)内の対露“急先鋒”として根強く事件の真相究明を求め、ロシアはEUとの関係改善を図る上でポーランドの意向を無視できなくなったためだ。
ソ連の対日参戦と北方領土の不法占拠も同じ「スターリン体制の犯罪」でありながら、日本に対するロシアの態度は対照的だ。裏を返せば、日本外交の限界が垣間見える。
イザ!ニュース
韓国メディア「日本は中露の挟み撃ちに」
2010/11/01 23:27
韓国メディアは聯合ニュースが午前、東京発で共同通信の記事を転電する形で速報した。その後、聯合ニュースは「日本は領土問題でロシアと中国により北と南の両方から挟み撃ちにあっている」との特派員の解説を配信。日本は2009年に北方領土問題解決促進特別措置法を改正するなど、領有権の主張を強めてきたが、ロシア側の強硬姿勢に解決の見通しは立っていないとした。(ソウル 加藤達也)
【ついでに】
旭川ラーメン『山頭火』福井店の「特選とろ肉ラーメン・塩」。具は別盛りで出てくるが、すぐ全部入れてしまう私のような客には、あまり意味はないか。店の説明(HP)によると、「とろ肉チャーシューは、豚一頭からわずか2~300gしかとれないという貴重な頬肉 」とのこと。「マグロのトロのような」ともあるが、確かに柔らかい。赤いのは梅干し、黒はキクラゲ。