郷に入りてはルーマニア人のごとく振る舞え―金正日、正恩の末路 |
下記記事について
10月10日の北朝鮮の「朝鮮労働党創立65周年」パレードに、英誌エコノミストも記者を派遣したらしく、「間違ったやつ(un)を売り込む」と題した現地レポートを載せている。Unはキム・ジョンウンに掛けたものだ。
記者は、平壌市内のデパートを訪れ、30分見て回ったがわずか4品目の商品しか目にできなかったとも書いている。4品目とは、鉛筆、ゼンマイ仕掛けのプラスチックの蛙、キルトと金色の小さい兵士彫像である。
また、北の案内人の1人が、盛んに外国人ジャーナリストに対し「郷に入りては郷に従え」と口にしたが、正しい英語表現(ローマではローマ人のごとく振る舞え。When in Rome, do as the Romans do.)ではなく、奇妙にも、“When in Rome, do as the Romanians do.”(……ルーマニア人のごとく振る舞え)と言い間違えていたという。
記者は当然、ルーマニアの独裁者チャウシェスクが辿った凄惨な末路を思い浮かべることになる。
パレードの日に亡くなった黄長燁氏について、北のメディアは「悲惨な末路」云々と冷笑したようだが、この言葉は、金正日、正恩親子に返さねばならない。
Spinning the wrong 'Un
It will take more than fireworks and gymnastics to maintain the Kim dynasty’s grip
Oct 14th 2010 |
WHEN
……More than 70 journalists were suddenly given visas to attend a series of events on October 9th and 10th that afforded the outside world a first glimpse of the man now to be known as the “young general”. ……
……The symbolism was striking: father standing next to son, separated by a couple of paces, on a balcony. Below them a huge gold-framed portrait of a grinning Kim Il Sung, Kim Jong Il’s late father and founder of the dynasty, completed the trinity. The portly, podgy-faced Kim Jong Un, wearing a dark Mao suit, looked the spitting image of his grandfather at a similar age.
……An unsupervised visit to a department store (a rare treat for normally chaperoned foreign journalists) revealed Pyongyang’s dearth of consumer culture. In half an hour, your correspondent saw only a trickle of customers and just four items being sold: a pencil, a wind-up plastic frog, a quilt and a golden statuette of a soldier.
……“When in Rome, do as the Romanians do,” one official assigned to mind foreign journalists kept telling them, oddly. The Kims, mindful of the grisly end of
イザ!ニュース
正恩氏がパレード観覧 北朝鮮、党の創建記念
2010/10/10 11:09
北朝鮮の朝鮮労働党が創建65周年の記念日を迎えた10日、平壌の金日成広場で軍事パレードが行われた。金正日総書記と、後継者に決まった三男の党中央軍事委員会副委員長、金正恩氏がひな壇に登場、正恩氏は総書記から1人挟んで右隣の位置から観覧した。正恩氏が、軍を重視した権力基盤の確立を目指す姿勢を内外に示したといえる。
正恩氏は9日夜行われたマスゲームと芸術公演「アリラン」を、金総書記や訪朝している中国共産党の周永康政治局常務委員とともに中央貴賓席で観覧、北朝鮮の国民だけでなく外国からの代表団やメディアの前に初めて姿を見せた。
北朝鮮での軍事パレードは、2008年9月9日の建国60周年に際し行われた民兵による閲兵式以来2年ぶり。戦車部隊や対空砲部隊など重火器も登場した。(共同)
イザ!ニュース
北朝鮮サイト「黄元書記死亡は天罰」
2010/10/14 22:53
北朝鮮の対韓国窓口機関「祖国平和統一委員会」が運営するホームページ「わが民族同士」は14日、1997年に北朝鮮から韓国に亡命した黄長燁・元朝鮮労働党書記が10日に死亡しているのが見つかったことについて「背信者への天罰だ」とする論評を掲載した。黄元書記の死亡に対する北朝鮮の初の反応。
論評はまた、朝鮮労働党創建65周年を記念する軍事パレードが行われた日に黄元書記が死亡しているのが見つかったことは「平壌での力強い(パレードの)足音や万歳の歓声におののき、心臓まひを起こしたのだろう」と指摘。黄元書記に叙勲を行い、遺体を国立墓地に埋葬する韓国政府に対しても、黄元書記の「悲惨な末路が自分たちの不吉な前途を予告していることを知らねばならない」と批判した。(共同)