反日暴動をめぐる前原外相コメントの報道について |
下記ニュースについて
夜7時のNHKニュースで、前原誠司外相が、
先日、中国外務省の報道官が「日本側の誤った言動に対して怒りを表すのは理解できる」と発表したことについて、「理解できない」と述べました。
とあったので、あるいは鋭く不快感を示したのかと思っていたところ、産経の記事(ウェブ版)で事情がおおむね飲み込めた。産経にはこうある。
中国での反日デモに中国外務省が「日本側の誤った言行に義憤を示すことは理解できる」との談話を発表したことへの受け止めを産経新聞の記者に問われても「破壊活動を伴う反日デモは極めて遺憾だ」と述べたものの、談話自体への評価をなかなか行わなかった。再質問でようやく「理解はできない。それだけだ」と吐き捨てた。
前原は、単に不快感を表す相手をはき違えて、吐き捨てるような言葉になっただけのことらしい。それでも最後までもごもご「遺憾」しか言わないよりはましだが…という程度の人物が前原だと私は思っている。
NHK
“デモ 中国は適切に対処を”
10月19日 18時45分
前原外務大臣は記者会見で、尖閣諸島をめぐって中国各地で起きている反日デモについて、破壊活動を伴うデモはきわめて遺憾であり、中国政府は適切に対処すべきだという認識を示しました。
この中で前原外務大臣は、尖閣諸島をめぐって、中国各地で日本に抗議するデモが相次いでいることについて、「中国側に遺憾の意を伝えるとともに、在留邦人と日系企業の安全確保を強く要請しており、丹羽中国大使の申し入れに対し、楊外相は『安全確保に全力で努力する』とのことだった」と述べました。そのうえで、前原外務大臣は「破壊活動を伴う反日デモはきわめて遺憾であり、双方の政府、国民ともに、日中関係の大局に立って冷静に対応することが大事だ。中国政府もきわめて憂慮しているだろうが、適切に対処してもらいたい」と述べました。また、前原外務大臣は、今月末にベトナムで行う方向で調整している日中首脳会談について、「デモが障害になっているという認識はない」と述べる一方、先日、中国外務省の報道官が「日本側の誤った言動に対して怒りを表すのは理解できる」と発表したことについて、「理解できない」と述べました。
今度は“イラ前” 「産経は揶揄」と外相
2010/10/19
「産経新聞は揶揄して書いてあった」。前原誠司外相は19日の記者会見で、自身が率いる民主党のグループ「凌雲会」の会合で、尖閣諸島について「国会議員は体を張って実効支配していく腹づもりを持ってもらいたい」と発言したことを報じた15日付の産経新聞朝刊の報道に怒りをぶちまけた。
産経新聞朝刊の報道は発言の事実を淡々と報じたものだった。
会見での前原氏はイライラした様子で、発言の事実関係を問われても、「グループでの発言を言うつもりはない」「コメントは差し控える」と明言を避けた。
中国での反日デモに中国外務省が「日本側の誤った言行に義憤を示すことは理解できる」との談話を発表したことへの受け止めを産経新聞の記者に問われても「破壊活動を伴う反日デモは極めて遺憾だ」と述べたものの、談話自体への評価をなかなか行わなかった。再質問でようやく「理解はできない。それだけだ」と吐き捨てた。