中国は反日で緊張…菅首相は姜尚中、辻元清美、福田康夫と歓談 |
下記ニュースについて
日本のテレビ・ニュースでは「国民の反日感情に中国政府も配慮せざるを得ず…」などと解説するのが定番だが、言うまでもなく、共産党一党独裁を正当化するため反日教育を推進してきたのは中国政府だ。
「暴虐をきわめた日本の侵略から祖国を救ったのは中国共産党。日本は反省しておらず、隙を見せれば、いつでも(今度はアメリカとともに)攻め込んでくる。それゆえ一党独裁を崩してはならない」との論理である。
ユダヤ系商店が大規模に襲撃・破壊された1938年11月9日夜の暴動をナチスは「水晶の夜(クリスタル・ナハト)」と呼んだ。
商店主や従業員の努力の結晶を破壊しつつ、飛び散るガラス片をきらびやかな水晶に喩える唾棄すべき冷笑趣味は、ナチスと中国共産党に通底するものであろう。
菅政権は今こそ中共に対し、事実に基づかない反日教育の中止を要求すべきだが、逆に、「歴史の俎上に載せれば、そんなに中国のことを(悪く)言うべきではない」「清朝の末期から、帝国主義に領土をむしりとられて大変、つらい思いをしてきた歴史がある」(仙谷官房長官)と、反日・反米教育に走るのも無理はない言わんばかりの姿勢である。
菅直人氏は…というと、今朝の新聞の首相動静欄を見て脱力した。
午後5時2分から首相公邸で姜尚中らと懇談、6時44分から寿司店「代官山 韻」で辻元清美らと会食、8時2分、再び公邸で福田康夫元首相と懇談などとある。
よりによって中国で「反日」が盛り上がりつつある時、意見を交わすような連中だろうか。
姜、辻元は親北媚中左翼の典型、福田康夫は「全方位土下座外交」を旨とした男だ。類は友を呼ぶと言ってしまえばそれまでだが、というより、いつも同じ結論になるが、早く政権を変える以外にない。下記エントリ参照。
■仙谷官房長官が菅首相の「金日成の銅像倒したい」発言を批判
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/1830527/
中国四川省綿陽市の反日デモで、暴徒化したデモ隊に壊された車両=17日(共同)
中国各地で大規模反日デモ 成都のイトーヨーカ堂などを襲撃
2010/10/16
【北京=川越一】中国国営新華社通信などによると、中国各地で16日、沖縄・尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺海域で起きた中国漁船衝突事件に絡み、中国の領有権を主張する市民らによる数千人規模の反日抗議行動が起こり、日系スーパーの窓ガラスが割られるなどの被害が出た。東京で同日行われた集会「中国大使館包囲! 尖閣侵略糾弾! 国民大行動」に反発する行動とみられる。
そのうち、成都市では同日午後2時(日本時間同3時)ごろ、インターネットを通じた呼びかけで集まった2千人以上が市中心部に集結し、「釣魚島を守れ!」「日本と戦え!」などと気勢をあげた。一部参加者が暴徒化。大手日系スーパーのイトーヨーカ堂や伊勢丹が襲撃され、窓ガラスやショーケースを割われるなどの被害にあった。
同市内のイトーヨーカ堂は2005年4月にも、日本の国連安全保障理事会常任理事国入りを目指す活動などに反対する反日デモの標的となり、窓ガラスを割られている。
西安市では中国国旗を手にした数千人の大学生らが、中国国歌を歌いながらデモ行進し、日本製品の不買運動などを呼びかけた。鄭州市で起こった抗議行動の参加者の大部分も大学生で、「釣魚島を中国に返せ」「祖国よ、永遠なれ」「祖国万歳」などと口々に叫んでいたという。
漁船衝突事件発生後、北京などで起こった抗議行動は反日団体が中心となって組織されたもので、数十人から2百人規模にとどまった。当局側も国内世論の“弱腰”との批判を封じるために抗議行動を容認。国民にガス抜きをさせるための“官製デモ”の色合いが濃かった。
新華社通信は平和的な抗議行動だったと報じ、イトーヨーカ堂の襲撃については伏せている。しかし、北京の日本大使館などが投石を受け、日本料理店が焼き討ちにあうなど、反日の嵐が吹き荒れた05年当時と同様、大学生が参加し始めたことで、反日行動の激化が懸念される。
中国四川省綿陽市の反日デモで、暴徒化したデモ隊に壊された車両=17日(共同)
イザ!ニュース
国旗振り「日本を滅ぼせ」 若者ら横断幕掲げ行進 中国反日デモ
2010/10/17
「日本を滅ぼせ」「日本は釣魚島(日本名・尖閣諸島)から出て行け」。中国四川省成都や陝西省西安などで16日、起きた大規模な反日デモ。成都では、普段着姿の若者が横断幕を持ちながら行進し、「小日本(日本人の蔑称)は出て行け」「日本製品をボイコットせよ」と相次いで叫ぶ。
市中心部にあるイトーヨーカ堂の春煕店は、数千人の群衆に包囲された。周囲では、破壊行為を阻止しようとする制服の警官隊とも押し合いに。ヨーカ堂が面した通りは群衆で交通がまひ。店舗の入り口には16日夜、臨時休業の看板が設置された。付近には細かいガラスの破片が散乱、襲撃の衝撃を物語っていた。
中国のウェブサイトに掲載された写真によると、西安では「中国にとって最も大事なことは日本を滅ぼすこと」と書いたプラカードを掲げた若者らがトラックに乗って中国旗を振り回し、別のトラックには「中日断交を強烈に要求する」との張り紙が掛けられていた。(共同)
割れたガラスの破片が散乱する、中国四川省成都市のイトーヨーカ堂春煕店前=16日夜(共同)
首相の政局的思惑に乗せられた? 菅首相と福田元首相が会談
2010/10/16
菅直人首相は16日夜、首相公邸で自民党の福田康夫元首相と会談した。福田氏によると、日本が議長国として、横浜市で開催する11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)について、平成20年7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)で議長を務めた福田氏に菅首相側から「ご意見を聞きたい」と連絡があったという。
会談後、福田氏は記者団に「私の経験を話した。会議の進行について、外務省を信頼して会議に臨むのが成功のもとだと言った」と語った。
福田氏は19年、民主党の小沢一郎代表(当時)との間で「大連立」構想を進め、頓挫した経緯がある。このため、今回も早速、自民党内から「菅首相の自民党懐柔策では?」との憶測のほか、「公邸に出向いた福田氏は、首相サイドの政局的思惑に乗せられた」との批判が出ている。
反日デモで破壊されたミズノの販売店の内部=17日、中国陝西省西安(共同)