「閣僚としての発言は控えたい」―“痴人すぎる閣僚”福島みずほの酩酊発言 |
下記ニュースについて
「美人すぎる市議」ならぬ「痴人すぎる閣僚」の筆頭は、やはり“東大を出てもバカはバカ”の一人、福島みずほだったようだ。下記発言を引き出した佐藤正久議員(自民)の労を多としたい。
酒も飲まずにここまで酩酊発言ができるのは、ある種、異能だろう。字と同様、頭の中も幼稚にうねり放題うねっているらしい。
が、安全保障問題を具体的に追及されるたび、閣僚でありながら「閣僚としての発言は差し控えたい」と意味不明な答弁で逃げようとする福島を、単に痴呆と笑って済ませるわけにはいかない。まさに、国政を動かす閣僚だからだ。
今回、福島は「最大の抑止力は憲法9条だ」と、予期されたとおり、仲間内の決めゼリフも持ち出してきた。
小児左翼の間では、誰かがこう言えば、皆が「そうだ、そうだ」で気持ちよく話が収まるのだろう。しかし大人の世界ではそうはいかない。
下記エントリ参照。
佐藤議員のブログからも、いくつか関連箇所を引いておく。
イザ!ニュース
抑止力は米の「核の傘」ではなく「憲法9条」 福島氏が持論展開
2010/03/23 21:05
社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相が23日の参院予算委員会で、日本の安全保障について、「最大の抑止力は憲法9条だ」と述べ、米国の核抑止力の有益性を認めない場面があった。
福島氏は「戦争をしないと定めた憲法9条があって、先輩の政治家は戦争をしなかった。それこそが日本に対して(核を)撃ち込ませてこなかった」と独自の主張を展開した。
佐藤正久氏(自民)が「米の核抑止力は日本に必要だ」と答えた鳩山由紀夫首相との違いを追及すると、福島氏は国会審議にもかかわらず、「閣僚としての発言は差し控える」と答弁を拒否。これには野党側が反発し、審議が一時中断した。
福島氏は結局、「社民党の見解とは違うし、党の見解は変えないが、閣僚の一員としては従う」と説明。社民党党首と閣僚の2つの立場から、苦しい答弁に追い込まれていた。
■参議院議員・佐藤正久ブログ
3月23日
○ 予算委員会:米国の「核の傘」について質問
……万一、武力攻撃事態となった場合は、政府は武力攻撃事態等への対処に関する基本的な方針を定め、閣議の決定を求めなければならない。その後、国会の承認を求めなければならないのだが、その時、閣議で「非武装・中立」なる古証文を持ち出され、署名する、しないで混乱することは許されない。
……現在の北東アジア情勢は、北朝鮮の核・ミサイル開発の脅威に加えて、核軍拡を続ける中国の存在も看過できないことから、現時点において、米国の拡大抑止、いわゆる「核の傘」の果たしてきた役割について認めるか否か、を鳩山総理に質した。
総理は、非核三原則を堅持しつつ、米国の拡大抑止は必要であるとの答弁。同じ質問を、福島国務相に聞いたところ、わが国の最大の抑止力は「憲法9条」だと珍答弁。また社民党としては云々と、聞いてもいないことを、一方的に語っていた。
結局、「閣僚として政府の方針に従う」と渋々答弁。先日の自衛隊は合憲か否かの答弁でもそうであったが、社民党党首としては「認めない」が、政府の一員、閣僚としては「認める」という。それはダブルスタンダードであり、まるで「ジキルとハイド」ではないか。……
3月12日
○ 予算委員会:自衛隊が合憲か否か答弁しない閣僚がいた
……政府の防衛政策について質問をしたのだが、あろう事か、閣僚が「閣僚としての答弁を控える」との不思議な答弁が飛び出すなど、鳩山政権の曖昧さ、いい加減さが普天間基地問題を含む安全保障の混乱と混迷の一因であり、鳩山政権の安保政策が国民に不安だと感じさせていると、改めて実感した。
3月1日の衆院予算委員会で、額賀・元防衛相が「自衛隊は違憲か合憲か」と社民党の見解を質したところ、社民党党首である福島国務相は「違憲か、合憲かの結論が出ていない」との答弁。
改めて確認をしたところ、同様の答えであった。自衛隊員はこの瞬間も、陸に海に空に、国内、そして国外で、防衛大臣の命令で身体をはって国を守っている。それを与党の社民党が合憲か違憲か決めていないとは、「異常」の一言だ。
平成18年、社民党大会で「自衛隊は明らかに違憲状態である」とする宣言が採択されている。それから4年が経過したが、社民党の見解には変化はないようだ。
それならば、福島大臣に「閣僚として自衛隊は合憲と認めるか」と質したところ、「閣僚としての答弁は控える」との前述の答弁。
予算委員会は文字通り、国の予算を審議する場であり、その予算には防衛予算も当然含まれており、予算案を国会に提出するのにあたり、閣僚として署名しているはずなのだ。
自衛隊を合憲か違憲か答えられない閣僚がいては、国民も不安であろうし、自衛隊員もたまらないと思う。佐藤もイラクやゴラン高原に隊員と共に派遣されたが、何かあれば、政権与党が守ってくれると信じていた。その政権与党に自衛隊は違憲か合憲か判断していない政党が入っているのは、政権与党の中核の民主党の責任でもある。
……また武力攻撃事態対処にあたって、閣議で署名するかと、福島大臣に聞いたが、「仮定の質問には答えられない」と答弁。法律は様々な事態を想定して法律が作られている。とくにこれらの法律は「最悪」の事態を想定して立法されているものだ。仮定の話と切って捨てては、法律制定の意味がない。国民の生命・財産を守ることに責任を有する閣僚としての姿勢を聞いたのだ。
結局、民主党の予算委員会理事の説得によって、自衛隊は違憲か合憲か、武力攻撃事態対処に際しては、鳩山内閣の閣僚として従うとの答弁をしたが、その間、幾度となく「答えられない」との答弁を繰り返し、何度も審議が中断された。……
3月4日
○ 田母神先輩の驚きと怒りと嘆き
今朝の産経新聞に「統幕学校 田母神氏の卒業式出席を一転拒否」なる記事が掲載されていた。このことは1週間ぐらい前に、田母神先輩から知らされており、呆れ果てていた。
3月1日付のご自身のブログでも<統合幕僚学校で来る3月5日に卒業式が行われる。歴代統幕学校長は、卒業式に招待されるので私も慣例により招待され、出席の返答をしておいた。ところがである。先週になって、統幕学校から出席を見合わせて欲しいという連絡が来た。私は、統幕学校に対し理由を説明してくれと要求した。すると統幕学校に対し、防衛省から連絡があり、「田母神が出席するのであれば、防衛省関係者は一切卒業式に出席しない」と言ってきたということである>。
<それは、誰が言っているのかと、私が更に質問をすると「それは言えない」という、統幕学校の回答であった。私は驚いてしまった。防衛省関係者が卒業式に出席しないのでは、統幕学校も困ってしまうだろう。しかし、自由民主主義国家にあるまじきこのような行為が許されていいのだろうか。これは、私の発言を封じようとする言論弾圧であるし、人権弾圧みたいな嫌がらせである>と嘆かれるとともに、<息を潜めている後輩たちが本当に気の毒である>と綴られている。
田母神先輩がブログでも、佐藤のことも書いて下さっているが、野党になって以来、これまで毎回参加していた行事に呼ばれなくなったり、お引き受けしていた講演がキャンセルになったりと、同じような目には遭っている。
しかし、佐藤は野党議員であり、今夏の参院選のこともあり、政府・与党からのそれなりの制約や妨害は覚悟の上だが、退官され、今は一民間人である田母神先輩への非礼は理解し難い。……