藤田幸久・参院拉致特委員長(民主)のきわめて安手の9.11テロ陰謀論 |
下記ニュースについて
藤田氏は、「発言を歪曲された。陰謀論をとっているかのような書き方をされたのは心外」などとコメントしたらしい。
藤田氏の関連国会質問を読んでみたが、まぎれもない安手の陰謀論だ。
事件は米政府と国際金融資本が組んで起こしたもの、したがって「テロとの戦争」に協力すべきではないと言いたいようである。
いや安手の陰謀論ではない、と藤田氏の本に推薦文を寄せているのが、鳩山ブレーンの寺島実郎氏というのも、漫画的だ。
藤田氏の国会質問の抜粋を掲げておく。
ちなみにこの藤田氏は、参議院の拉致問題特別委員会の委員長も務めている。こちらは漫画的では済まない。
併せて、産経の記事、ワシントン・ポストの原文も掲げておく。
第168回国会 外交防衛委員会 第18号
平成20年1月10日(木曜日)
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/168/0059/16801100059018a.html
……
○藤田幸久君 ……九・一一というのはアルカイダあるいはアルカイダのみの犯行なのか。……日本政府が断定したアルカイダであるということについて、もしそれに対する疑念が出ているのであるならばしっかり否定をし、そしてこのテロとの戦いの原点についての確認を取るということが私は重要ではないかと。
……ペンタゴンにこれだけの幅の飛行機が突っ込んでいるんです。757というのはかなり大型の飛行機です。幅が38メートル。ところが、実際ごらんになって分かるように、この飛行機が突入したにもかかわらず、これだけの穴しか実は空いていないと、これだけの幅の実は穴が空いていないと。……それから尾翼の高さに当たるような建物が破壊をされていない。と同時に、この手前の芝生……にも全然残骸がないんです。……飛行機が突入したにもかかわらず、ほとんどこれだけの大きさの傷だけで、屋根が落ちていないわけですね。
……ペンタゴンというのは非常に強固な幾重にも五角形になっている建物ですけれども、それをこれ貫通しているんです。飛行機というのはできるだけ機体を軽くするために軽い材質でできているものが、こんなに穴を空けられるはずがないというのが、ペンタゴンの物証として分かることです。
……上の方から飛行してきた飛行機が曲芸飛行のようにUターンをして、しかも国防長官なんかがいない反対側にわざわざ回り込んで、一番強化をしておりましたこの建物に突っ込んだというようなことがあるんですね。
……アメリカ軍の空軍大尉をした方が言っておりますけれども、私自身、この九・一一にかかわった二つの飛行機を操縦したことがある、このテロリストと呼ばれている人がいきなり初めて757の操縦席に座って機体を垂直に操縦することは可能とは思えない、そしてこういうような曲芸的な飛行ができるはずがないというふうに言っておると。
……ニューヨークの事例でございますけれども、……突っ込まれた直後なら分かるんですけれども、時間がたってから、これは、相当の距離に建物の物体が飛来しています。150メートルとか。爆発したかのようにいろんなものが、残骸が飛んでいるこの映像でございます。……この二つのタワーからこれだけ遠いところまで飛んでいるんです。すごい距離飛んでいるんです、このいろんな残骸が。
……まるでだれかがこのビルを解体するために計画的に爆発させたようだと、これは消防士が言っているんです。……同じ消防士の方々ですが、ボン、ボン、ボンと次々と爆発していったという証言をしております。
……第一、第二のタワーからワンブロック離れたところに第七ビルというのがございます。……現地時間で、七時間たった夕方、この今の第七ビルというものが崩壊しているんですね。……歌舞伎のせり舞台を、せりが落ちるようにすとんと落ちているんです。しかも、この原形のまま崩れずに対称性を持ったまますとんとこれ落ちているんです。飛行機は突っ込んでないんですよ。火災によって七時間後にこんなビルがすとんと落ちているということがあり得るかと。……この第七ビルというのが一番典型的でございます、これはおかしいだろうと、これはやはり多くの犠牲も出たことでございますから、調査をすべきだというふうに言われておるわけでございます。
……実は、この九・一一の直前に、つまり九月の六、七、八、九のウイークデーでございますけれども、このハイジャックされたUAという航空機の会社とそれからアメリカン航空それからこのツインタワーの大きなテナントでありますメリルリンチそれからもう一つの会社に対してプットオプションが掛けられている。……要するにインサイダー情報を得て、このUAの株それからAAの株が下がることによってぼろもうけをしているんです。
……当時のドイツの連銀総裁、日銀総裁に当たる方ですが、エルンスト・ヴェルテケという方が、ニューヨークとワシントンの攻撃にかかわった人々が欧州の証券市場のテロ・インサイダー取引にかかわって利益を得ようとした多くの事実が明らかになっていると。直前に航空会社、保険会社、商社や金や石油市場の不可解な売買が行われていると連邦銀行の総裁がここまでおっしゃっているんです。
……これは相当の規模で情報を持って、そしていろいろな意味での経験がある人々がかなり事前情報を持って動かなければこういったことは成立し得ない。そして、このことが、つまりアフガニスタン、パキスタンの国境にいるようなアルカイダのテロ組織のような……組織、ネットワーク等でできるものか。これはいずれにしましても大変な規模のオペレーションではないか……。
……テロとの戦いの当時の情報そのものが、今日いろいろお話を伺っておりましても、きちっと私は精査されて分析をされて調査をされて、それに基づいて政府としての対応が私は取れているというふうに思っておりません。……そもそもテロとの戦いというものを安易にアメリカ政府の言わば間接情報だけで、あるいはそれを主にして参加をしているということについては、余りにも私は犠牲が大き過ぎた。
……消えたブラックボックス、消えた機体そして消えた残骸そして消えた飛行機部品等でございますけれども、いろいろな実はニューヨークの破壊をされた建物のいろんな機材も残骸もどんどん運ばれてなくなっているんですね。消えた残骸でもあるんです。ですから、調査ができなかったと……。
……当時の官房長官でもあられた福田総理、総理、ちょっとこちらをごらんいただきたいと思いますが、当時やっぱりいろいろおかしいことがあるねというふうに実は当時の官房長官として福田さんがお感じになっていたという話を聞いたことがあるんですが、そう思われませんか。委員長、時間がないので、総理、お願いします。
○内閣総理大臣(福田康夫君) 私はそういうことを言ったことはありません。
……
イザ!ニュース
「インチキだ」 米紙が民主・藤田氏を酷評
2010/03/09 14:17更新
【ワシントン=古森義久】米紙ワシントン・ポストは8日付の社説で「日本での有毒な思考」と題し、参議院議員で民主党国際局長の藤田幸久氏が、米中枢同時テロ(9・11)は公表されたテロリストの犯行ではない、と主張しているとして「インチキだ」と非難した。
社説は藤田議員による同紙記者らとの最近のインタビューでの発言として、「彼は米国のアジアでの最重要な同盟国の外交政策エリートであるはずなのに、9・11テロは巨大なでっちあげだと思っているようで、その見解はあまりに奇怪、かつ知的にインチキだ」と酷評した。
社説はさらに藤田議員が9・11について「本当に公表されたテロリストの犯行かどうか疑わしく、別の陰の勢力が株の利益を得るために実行したとして、19人の『実行犯』のうち8人はまだ健在だとする妄想的な話を広めている」とも指摘。9・11に関しては全世界で多数の陰謀説が出てはいるが、「藤田氏の場合、珍奇なのは常軌を逸した想像を信じ込む人物が世界第二の経済大国の政権与党の重要な地位についているという点だ」と指摘した。
社説はさらに「藤田議員の見解は激しい嫌米傾向に根ざし、その傾向は民主党や鳩山政権全体にも流れているようだ。鳩山由紀夫首相が藤田議員のような無謀で事実に反する要員を自党内に許容するとなると、日米関係は深刻な試練を受ける」とも述べた。
なお藤田議員は昨年3月、9・11の犯人特定に疑問をぶつける本を編著者として出版し、その推薦人には日本総研の寺島実郎氏らがなっている。同書の出版記念会には鳩山氏も出席したという。
イザ!ニュース
民主・藤田氏、米紙批判に「発言を歪曲され心外」
2010/03/09 19:23更新
民主党国際局長の藤田幸久参院議員は9日、産経新聞の取材に対し、米ワシントン・ポスト紙が2001年9月11日の米中枢同時テロがテロリストによるものではないとの「陰謀説」を藤田氏が示唆したと批判したことに対し、「発言を歪曲されたのは残念だ。陰謀論とは一言もいってないと度々伝えた。陰謀論をとっているかのような書き方をされたのは心外だ」と反論した。藤田氏は「9・11についてのインタビューではなかったし、党国際局長としての取材は受けていない。肩書きも間違っている」と指摘した。
これに関連し、鳩山由紀夫首相は9日夕、首相官邸で記者団に対し「藤田議員の個人的な見解であって、党の見解でもないし、ましてや政府の見解でもない。これに尽きる話だ」と述べ、問題視しない考えを示した。
A leading Japanese politician espouses a 9/11 fantasy
Monday, March 8, 2010; A12
YUKIHISA FUJITA is an influential member of the ruling Democratic Party of Japan. As chief of the DPJ's international department and head of the Research Committee on Foreign Affairs in the upper house of
Mr. Fujita's ideas about the attack on the
As with almost any calamity whose scale and scope assume historic proportions, the events of Sept. 11 have spawned a thriving subculture of conspiracy theorists at home and abroad. The only thing novel about Mr. Fujita is that a man so susceptible to the imaginings of the lunatic fringe happens to occupy a notable position in the governing apparatus of a nation that boasts the world's second-largest economy.
We have no reason to believe that Mr. Fujita's views are widely shared in
Mr. Hatoyama, elected last summer, has called for a more "mature" relationship with Washington and closer ties between