「アホ山は相手にせず現状のまま基地を使い続ける」が米側の結論 |
下記ニュースについて
日米両政府が安全保障を巡ってもめ続け、米側から安保条約廃棄に踏み切る、というのが社民党にとってはベスト・シナリオだ。
その「社民党さんの思いを重視」する鳩山由紀夫氏が、在日米軍基地に関する日米合意を再交渉したいと言ってきても、私が米大統領なら応じないだろう。
あるいは「出席だけして、まじめに交渉するな」と指示を出し、沖縄の基地を現状のまま使うことを、少なくとも自分の任期中の結論とする。
交渉者間で何らかの「再合意」ができても、福島“現実を”みずほがNOと言えば、アホ山由紀夫は、また先送りに出てくる。ゴタゴタに巻き込まれて時間を空費するのは馬鹿馬鹿しい…というのが合理的判断となろう。
イザ!ニュース
「宇宙語」…米に疲労と失望 普天間移設、来年に先送り
2009/12/16 01:55更新
「基地」「経済」「献金」の3Kに「皇室」が加わった4Kで批判される“小沢-鳩山政権”。「基地」はますます混迷している。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、鳩山由紀夫首相(62)は15日、日米合意に基づくキャンプ・シュワブ(名護市辺野古)沿岸部移設の現行案ではなく、他の移設先を探す考えを正式に表明。政府はこれに先立つこの日の基本政策閣僚委員会で、移設先の決定を来年に先送りして候補地を与党3党で検討する政府方針を決定した。
普天間問題をめぐる日米当局者間の会話では、こんな用語が定着した。「宇宙人」の異名をとる鳩山首相の意味不明で理解不能な言動を指している。
移設先や決定時期をめぐる日本政府の対応は迷走した。日米交渉では、日本側はキャンプ・シュワブ以外の移設先検討を米側に打診した場面もあった。しかし、米側は固かった。
「日米合意を崩せば、移設することで再び同意を取り付けることは不可能になる」
米側の切迫感は首相にも伝えられていたが、首相は危機感を抱くことなく新たな移設先探しに固執した。しかし、首相自身が「新たな移設先が簡単に見いだせればいいが、それは難しい」と述べるように、あてがあるわけでもなかった。
■日本側に把握不能
この間、首相発言の真意を問いただす米交渉担当者に日本側は「首相の発言をあまり真に受けない方がいい」とまで言って、はぐらかすしかなかった。軸が定まらない政府方針の中身は日本側の交渉担当者にも把握できない、まさにスペース・イシューだった。
米政府当局者の間では先行きが見えない状況への疲労感が強まっている。イアン・ケリー国務省報道官は14日の記者会見で「在日米軍再編のロードマップ(行程表)が沖縄の負担を軽減し、非常に重要な日本との安全保障関係を維持するために最善だと信じている」と述べ、現行の日米合意に基づくキャンプ・シュワブ沿岸部への移設を改めて求めた。
■「固定化」の可能性も
米政府は1月の名護市長選で移設問題が争点とならないようにするためにも、日本側に年内に現行案の受け入れに踏み切るよう促してきた。普天間移設と海兵隊のグアム移転はパッケージであり、決断の遅れは海兵隊のグアム移転にも影響が出る。ロバート・ゲーツ国防長官も10月に来日した際「普天間移設がなければ海兵隊のグアムへの移転はない。米議会はグアム関連予算を認めない」と伝えた。
米政府関係者によれば、「海兵隊は生活に便利な普天間に居続けたいのが本音。日本の足踏みに彼らは乾杯しているだろう」という。合意を破棄したツケは普天間飛行場の固定化という形で払わなければならない可能性がある。