「素人に毛の生えた」 鳩山ブレーンの救いがたさ |
下記ニュースについて
鳩山由紀夫氏は外交問題で寺島実郎氏をブレーンにしていると聞いた時から、今日の著しい混迷は予想できた。
無智だから無智をブレーンと仰ぐわけだが、五流政治家が五流評論家をブレーンにしている以上、混迷は深まるばかりだろう。
二ヶ月ほど前、民主党のある有力政治家が、「経産省出身の首相秘書官はとんでもない反米」と述べていた。佐野忠克氏のことだと思われる。
須川清司氏がどんな人なのかは知らない。
「素人に毛の生えたような」という「政務三役」のコメントは、少なくとも寺島氏に関する限り、間違いなく当たっている。
イザ!ニュース
首相迷走「初心者運転」いつまで
2009/12/08 01:38
……「鳩山政権では、国会議員ではない3人が外交政策を仕切っているのだろう」
今年10月、カート・キャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は外務省幹部にこう指摘した。キャンベル氏が挙げたのは、寺島実郎・日本総合研究所会長、須川清司・内閣官房専門調査員、佐野忠克首相秘書官(政務)の3人。首相側近として、外務省や防衛省ルートとは別に米政府高官と非公式に接触している。
首脳会談前、首相が「普天間問題が大きなイシューになることはない」と断言していたのも、この「側近グループの影響が大きい」(周辺)という。
その結果、日米閣僚級作業グループでも、「米国側が命懸けで交渉に臨んでいるのに、日本側は素人に毛の生えたような議論をしてきた」(政務三役)という状況に陥った。……
イザ!ニュース
「普天間県外移設」を批判 長島防衛政務官「あっち行けといえるか」
2009/12/08 20:57
長島昭久防衛政務官は8日、都内で開かれた日米安保に関するシンポジウムで、膠着状態にある米軍普天間飛行場移設問題に関し「基地のコストを減らしてくれという人たちは、日本が有事のリスクをどれくらい米国と分担するのかという議論を全くしない。とにかく迷惑施設だからどこかに行ってくれという議論が横行している」と語り、県外、国外移設論を強く批判した。
さらに長島氏は、鳩山由紀夫首相の外交ブレーンの1人である寺島実郎日本総合研究所会長が同日付朝日新聞のインタビューで「日本には、外国軍の駐留を不思議と思わず『いいんじゃないの』と思っている人がいる」と発言していることに触れ、「日本の都合で海兵隊に『あっちに行け』といえるのか。米国のプレゼンス(存在)はアジア太平洋地域の国際公共財だ」と指摘した。
日経ネット
09年12月8日
米、普天間越年に不信感強める 鳩山政権を相手にせず?
米オバマ政権が沖縄県の米軍普天間基地の移設を巡る鳩山政権の対応に不信感を強めている。現行の移設計画の履行に応じないことへの不満のみならず、年内決着を目指すのかどうかなどで方針が二転三転してみえたことにあきれ気味。12月に入りオバマ大統領は気候変動問題などを協議するため、主要国首脳に相次ぎ電話したが、日本にはかけなかった。鳩山政権を相手にせず。そんな雰囲気も漂い始めた。
憤りに近い反応をみせているのが国防総省だ。イラクとアフガニスタンの二正面作戦に必要な兵力を賄うため、在日、在韓米軍からも派遣中。そのため移設を前提に老朽化を放置してきた普天間の施設改修を制服組は迫っており、同省は「移設がさらに遅れるのであれば、日本が費用を負担すべきだ」と怒り心頭だ。(ワシントン=大石格)(09:44)