中井拉致担当相を孤立させるな |
中井洽(ひろし)拉致担当相に、鳩山政権における保守派の橋頭堡として期待が集まっている。
同代議士はこれまでも、拉致議連会長代行および党の拉致問題対策本部長として、民主党の北朝鮮政策を圧力重視の方向に傾けるべく尽力し、露骨な親北派も多い中、一定の成果を上げてきた。
議連でも党対策本部でも、同氏の右腕として活躍してきたのが松原仁代議士である。その松原氏は、民主党の衆院予算委員会筆頭理事になるようだ。
要職であり、松原氏の党内における存在感を高めるという意味では意義があろう。しかし、期限内に予算を通すため野党と駆け引き・取引を繰り返す国会内の地上戦に忙殺されかねない。
中井拉致担当相が閣内で孤立しないよう、世論の強力なバックアップが必要だ。