小泉第二次訪朝よりはるかにましだが警戒すべきビル・クリントン訪朝 |
ビル・クリントンが訪朝中だ。
核実験から約2ヶ月後あたりで、アメリカを二国間交渉に誘い込み譲歩を引き出すというのは、北にとっては、2006年10月の第1回実験時と同じ戦術である。
この時は、ヒルと金桂寛が談合を重ね、翌2007年1月20日、米朝「ベルリン合意」ができた。そして、この合意を着実に実行するための雰囲気作りとして、アメリカは金融制裁を緩和してしまったわけである。以後、ブッシュ政権の対北政策は堕落の一途をたどった。
オバマ政権が同じ失敗を繰り返す可能性は充分ある。日本政府としては、強く米側に釘を刺さねばならない。
今回、アメリカが元大統領訪問という線で手を打ったのは、拉致被害者の子供を解放させるため、首相自らが平壌に飛んで、食糧支援や「制裁発動せず」まで約束してきた小泉第2次訪朝に比べればはるかにましではある。下記エントリ参照。
■小泉「子供の使い」訪朝の無軌道
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/989291/
白鳥庭園(名古屋)