ウイグル騒乱で 「国家基本問題研究所」 の緊急アピール |
私も役員を務める国家基本問題研究所が、本日、多数の死者が出たウイグル事件を受けて緊急アピールを発表した。全文は下記サイト。
http://jinf.jp/suggestion/archives/1213
ウイグルの伝統文化が、どのように漢民族の文化と融合しようが、それが自由な交流に基づくものである限り、外部がとやかく言うことではない。ウイグル文化といっても、それ自体多様だろう。
問題は、中国共産党が、露骨な武力と隠微な抑圧によって、共産党無謬論を、教育、報道あらゆる場で押しつけている点にある。
騒乱の実態調査は、中共の弾圧体制を掘り崩していく国際的努力の第一歩に過ぎない。
国基研・緊急アピール
国連調査団を派遣せよ
……
一般のウイグル人に徹底される教育は、ウイグル語も彼らの宗教のイスラム教の学習も、禁止或いは制限する中国共産党絶対化教育だ。これが問題の正しい解決だとは到底、思えない。
こうした状況下、当局発表でも約200人もの死者を出した虐殺に、国際社会は沈黙を続ける。自由、民主主義、人道の価値観に照らし合わせれば、沈黙は不可解、不当である。ウイグル人に関する事件で、何が起きたのか、国連調査団を派遣し、客観的な調査を実施することを強く要請する。