北の不審船カンナム号の反転帰港について |
先週、木曜(9日)午後6時から、国家基本問題研究所の「朝鮮半島問題研究会」に出た。
米軍艦船の追尾を受けていた北の不審船カンナム号が、結局「目的地」に寄らず、反転、帰港した件などが話題になった。
「目的地」はビルマで、武器を積んでいたのだろうというのが一般的観測だが、惠谷治氏(ジャーナリスト)は、大量破壊兵器(関連物資)を積んでイランに向かっていたのではとの見方を示していた。
米政府は、強制的な臨検はしないと声明していたので、寄港先が北とつるんで、「積み荷を調べたが安保理決議に違反する物資はなかった」と宣言しさえすれば、制裁をかいくぐれたはずだ。
結局、相手国が、状況不利と見て、北に引き返しを求めたのだろう。その相手国(イランにせよビルマにせよ)と北との関係悪化が期待される。
が、何と言っても北の最大のパトロンは中国だ。
中国共産党への圧力行使こそが、今後の本番と言える。
午後9時半前に研究会をひとまず終え、近くの焼鳥屋に移動して二次会となった。この日は、翌朝用事を控えた人が多く、惠岡隆一の4人が残る“昔ながらの”展開となった。
10日(金)は、朝8時から正午近くまで、国基研・企画委員会に出た。