「何にこだわります」が見えない―小池百合子の麻生評 |
下記インタビューについて
4月にワシントンのホテルで懇談した際、安倍晋三元首相は、「麻生さんは、集団的自衛権の憲法解釈見直しは真剣にやるつもりだ」と明言した。しかし、以来、麻生氏に具体的動きは見えない。
支持率が10数パーセントしかない麻生氏の場合、仮に30%の国民しか支持を得られない政策を打ち出しても、支持率の大幅アップにつながる。そう考えれば、大抵の勝負は出来るはずだ。
なのに、やらないとすれば、もはや、在職日数を稼ぐことだけが目的で官邸にいると見られても仕方ないだろう。
何かがおかしいらしく、笑う麻生氏
『「何にこだわります」っていう部分が国民に伝わっていない』という小池百合子氏の麻生評は、その通りだ。
最近、東京でさまざまな会合に出ても、麻生氏に何かを期待するという声はまったく聞かれなくなった。
「はじめてナマで麻生太郎のツラ~見た人。テレビで見るよりいいと思ったひと~。おお!お母さん、見る目あるね」
というのが、麻生氏が街頭で飽きずに繰り返す“つかみネタ”である。
それはどうでもよいが、一体、麻生の“生ガッツ”の方はいつ見せるのか。「そもそも無かった」が結論になるのでは、麻生太郎の人生はあまりに哀しい。
それ以上に、日本国にとって悲惨だ。
産経新聞
単刀直言
首相が辞めた時は…小池百合子・元防衛相
2009/06/27
……
ただ、それ(麻生首相が経済対策でやっていること)は経済危機の傷口をふさぐということであって「じゃあ何を目指すのか」をもっと国民に知らせるべきでした。
例えば厚労省分割論が出た時、首相は「私はこだわっていない」と言ったけど「何にこだわります」っていう部分が国民に伝わっていないんですよ。……