「30から50人いれば何でもできる」(小沢一郎) |
インターネット世界では、小沢一郎氏のことを久しく「汚沢」と表記する向きがあったらしい。最近知った。
氏の媚中的姿勢を揶揄した「小沢民」(しょうたくみん)の方は、比較的早く気付き、時々このブログでも使ってきたが、「汚沢」は盲点だった(どうでもよいが)。
さて、政治評論家・花岡信昭氏の最新コラムに次のような一節がある。
かつて、小沢氏からこんな話を聞いたことを思い出す。「政局を動かすには、多数を制することができれば一番いいが、それだけではない。30人から50人もいれば、なんでもできる」。
たしかに、小沢氏の政治行動を見れば、自民党を飛び出し、新進党瓦解でも動じず、自由党として小渕自民党との連立を果たし、さらにこれを解消し、そして民主党との「民由合併」に踏み切り、ついには「ヒサシを借りて母屋を取る」を地でいって民主党代表となった。一定の勢力があれば、自在に動けるのである。
小沢氏はその過程で理念を喪失したように思うが、力学としては、保守派にも参考になる話ではないだろうか。