NHK 「金賢姫インタビュー」 を聴いて |
下記ニュースについて
北朝鮮の元工作員金賢姫(写真)が、再びおおやけに語り始めた。
自殺に失敗し、テロ工作を自供したことで、北に残った家族が迫害され、さらに金大中、盧武鉉という2代10年に及ぶ親北政権の間、自身もさまざまな嫌がらせを受け、逼塞(ひっそく)を余儀なくされた金賢姫の肉声を聞いていて、思わず胸を打たれた。
今後、彼女が、日本の関係者との会談も含め思いの丈を自然に語れる枠組を日韓両政府は早急に作らねばならない。金正日への配慮から、妨害する政治家も出てくるだろう(日本でいえば、民主党の川上義博ら)。そうした手合いの動きは遠慮なく公表すべきだ。
それにしても、陰湿な金大中、バカ全開の盧武鉉によって失われた10年は大きかった。速やかに取り戻す必要がある。
NHKニュース
キム元死刑囚 拉致問題を語る
1月15日 19時25分
大韓航空機爆破事件の実行犯、キム・ヒョンヒ(金賢姫)元死刑囚がNHKの電話インタビューに応じ、自分の教育係をさせられていた拉致被害者、田口八重子さんについて「生きていると確信しているし、力になれるのなら家族に会いたい」と述べ、拉致問題解決への思いを明かしました。キム元死刑囚は12年前に結婚したあと、公の場に姿を見せておらず、報道機関のインタビューに応じたのはそれ以来だということです。
北朝鮮の工作員だったキム・ヒョンヒ元死刑囚は、1987年に起きた大韓航空機爆破事件の実行犯として韓国当局に逮捕され、死刑が確定しました。その後、特赦で刑の執行を免れ、本の執筆や講演活動を行ってきましたが、12年前に結婚したあと公の場に姿を現さなくなりました。
キム元死刑囚は、電話インタビューに対し「韓国では過去5年間、大韓航空機爆破事件の真相がねじ曲げられ、わたしやわたしに日本語を教えていた八重子さんの存在を否定するような報道がありました。わたしが生きていることを示すことが、八重子さんが北朝鮮にいることを証明し、拉致問題の解決につながると思った」とインタビューに応じた理由を話しました。
そして、北朝鮮で自分の日本語教育係をさせられていた拉致被害者の田口八重子さんについて「2年ぐらいいっしょに生活して、彼女から日本について習いました。彼女とは国籍を離れてほんとうの姉妹みたいに暮らしましたが、彼女は子どもたちに会いたいと言って涙を流していました」と話しました。
また、5年前に初めて公の場に出て救出活動を始めた八重子さんの長男の飯塚耕一郎さんについて「ニュースで見ました。親子というのは隠すことができず、目がそっくりです。あんなに大きくりっぱに育っているのを見て涙が出るほど感激しました。会って、お母さんのことを話してあげたい」と話しました。
そのうえで、7年前の日朝首脳会談で、北朝鮮が八重子さんをはじめ一部の拉致被害者が死亡したと説明したことについて語りました。キム元死刑囚は「北朝鮮の機密を知っている日本人拉致被害者を帰国させると、北朝鮮の工作機関や工作員に関する情報が外部に漏れるおそれがあるので『被害者は死亡した』と説明していると考えられる」と指摘し「八重子さんたちが今も生きていると確信しているし、拉致問題解決の力になれるのなら、八重子さんの家族に会って『希望を持ちなさい』と呼びかけたい」と述べました。