北の「再調査」の狙いについて研究会 |
昨日(21日)は、午後6時から深夜まで、都内のホテル「虎ノ門パストラル」和室で、惠岡隆一研究会を行った。ここは公務員共済系のため、私の身分証提示で、割引になる。
間違ってもトレンディ・ドラマの舞台に使えるような部屋ではないが、時間を気にせず研究会を行い、そのまま寝るという機能面にのみ照らせば、まあ悪くはない(地下鉄駅―日比谷線神谷町駅―にも近い)。
北朝鮮が拉致被害者「再調査」で何を仕掛けてくるか、北の核「検証」問題、韓国の政治情勢、アメリカ大統領選の行方などが話題になった。
北は従来、捏造した被害者「死亡」資料を出すことで、拉致問題を“解決”(終結)しようと図ってきた。そして、繰り返し失敗してきた。
今回も、性懲りもなく、新たな捏造資料で「全面死亡・新たな被害者なし」を打ち出してくるかも知れない。
が、一気に「解決」を図る方針をひとまず棚上げし、小出しの「調査」で、日本から着実に制裁解除、食糧支援などを獲得するという作戦に出てくる可能性もある。
「日本人らしきカップルが見つかったので、その聞き取り調査結果を伝える、ただしその前に万景峰号の入港容認を認めよ」「日本政府関係者による当該カップルへの直接聞き取りを認める、ただしその前に対北禁輸を全面解除せよ」といった具合である。
山拓、加藤紘一、社民・日共、田原総一郎らインモラルな手合いが、その都度、北との取引に応じるよう声高に主張するだろう。
福田氏が、自分の意志で踏みとどまれるはずはない。
金正日に騙されることを恥とも思わない政治家、評論家がうごめく中、心ある国民は、日本国の転落を阻止するため、この先、相当な労苦を強いられそうだ。